新婚旅行でモルディブに行っても気づかなそうなことを現地調査

新婚旅行や海外ウェディングで常に人気のモルディブと言えば、エメラルドグリーンの海、水上コテージ、クルージング、シュノーケリングなどなど、カップルやマリンスポーツ好きな方々に愛されている国です。カップルでもマリンスポーツ好きでもないドメイン探検隊がモルディブを現地調査しました。今回訪れたモルディブに割り当てられているccTLDは、「.com.mv」です。

 

◆モルディブはどこにあるのか?
モルディブ共和国は、スリランカ南西のインド洋に浮かぶ26の環礁や約1,200の島々で構成されており、そのうち約200が有人島です。正式名称はディベヒ語で、ދިވެހި ރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ(ディヴェヒ・ラーッジェーゲ・ジュムフーリッヤー)。

 

= 目次 =

◆予約なしでエアタクシーに乗れるのか?

◆モルディブのカツオ節

◆不法就労、医師不足・・・日本大使館でいろいろ聞きました

◆首都マレを助ける人工島

◆国立博物館で買った警察官のかっこいいポストカード

◆モルディブの食事事情

◆SIM速度調査

◆ミロ配送専用トラック~モルディブいろいろ~

 


◆予約なしでエアタクシーに乗れるのか?

モルディブでは、「1島につき1高級リゾート」という場所が多くあり、これらに宿泊する場合は国際空港がある首都マレから高速ボート、またはエアタクシー(水上飛行機)で移動することになります。エアタクシーに乗れるのは、目的地となる島のリゾート施設の宿泊客とフォトフライトのみ。フォトフライトとは、上空からの写真撮影のみを目的とした遊覧飛行プラン。どこの島にも降りることはできません。我々ドメイン探検隊は高級リゾートに泊っていないし、フォトフライトの予約もしていませんが、どうしてもエアタクシーに乗りたいので、チャレンジしてみることにしました。

実は事前に日本から、エアタクシー会社のモルディビアンと、トランスモルディビアンエアウェイズへフォトフライトの予約についてメールで問い合わせをしましたが、回答を得ることはできなかったので、カウンターで直接交渉します。

午前9時、マレ国際空港の到着ゲートを出たところで、エアタクシーのカウンターを探します。

離島のリゾート施設やレストランの受付カウンターがたくさんあります。

モルディブ初のアイススケートリンクを作ったジュメイラホテルズの受付もありました。

2019年11月にモルディブ初となるエアタクシーの定期便運行を発表した”マンタエアー”がありました。しかし、職員が誰1人いません。ここは諦めましょう。

モルディヴィアンを発見。さっそく「リゾートに宿泊する訳ではないのですが、搭乗できますか?」と聞いてみたところ「できません」と、やっぱりお断りされてしまいました。フォトフライトについて聞いてみると、「貸切のフォトフライトなら可能です」と即答。肝心のお値段を聞くと「1フライト、10万円です」。あまりにも高額で驚きましたが、お願いすることにしました。

ちなみに、同社公式サイトのドメイン「.aero」は、航空業界のメンバー以外は使用できないドメインです。

「それでは、今日中に乗れるように手配するので、13時に戻って来てください」という指示を受けます。13時までまだ時間があるので、トランスモルディヴィアンエアウェイズのカウンターへ。モルディヴィアンと同様の質問をしましたが、同じく即答でお断りされてしまいます。こちらもフォトフライトならOK、でも本日の運航はなし。翌日以降に空きがあればとのことで断念しました。

トランスモルディヴィアンエアウェイズのパイロットは、裸足で操縦するそうです。

エアタクシーには、時刻表が基本的に存在せず、各リゾートやその宿泊者からの依頼を受けてスケジュールを組み立てているようでした。ラブワゴンぽい車を見たりしながら時間が経つのを待ちます。

13時少し前に、モルディヴィアン航空のカウンターへ戻ります。午前中に話をした男性スタッフが不在のため、他のスタッフに「フォトフライトの搭乗予約をしたのですが」と切り出すと、「フォトフライトの便は、もう出発しましたよ」という答えが返って来ました。。。我々が聞き間違えたのか、、、航空会社スタッフ間の伝達ミスなのか、、、はっきりしているのは、我々はエアタクシーに乗ることができない、ということです。

搭乗時の支払いだったので金銭的な損害はありません。モルディブでフォトフライトができたら、かなりラッキーなのかもしれません。


◆モルディブのカツオ節

「日本のカツオ節の製法はモルディブが起源」という説があります。モルディブのカツオ節とは・・・?実際に見て確かめましょう。首都マレにある魚市場に向かいます。

随分と塗装がはがれているのか、個性的なデザインのか。よく見るとタクシーでした。

大統領専用の船着場があったので立ち寄ります。

係留しているこの船、地元のおじさん曰く「これは大統領の船ではないよ」。

「大統領専用はあっちだよ」と別の地元の方が教えてくれた先には、停泊中2隻の船(A555とA558)がありました。係留していた船のクラスと変わらないようにも見えます。

その2隻を挟む2隻の沿岸警備隊の船。手前の船名は”イスカンダル (ISKANDHAR)”。
もう1隻は”ヌールアディーン(NOOR ADHEEN)”と書かれていました。宇宙戦艦ヤマトは関係ないようです。

歩いていると、地面から青いパイプが出ているのをよく見かけました。工事現場などから出る下水を排出するパイプだそうです。

パイプの出口は海でした。

魚市場に到着しました。青い看板には、目立つように何か書かれています。しかし、ターナ文字で書かれているので、何を意味するのかさっぱりわかりません。ターナ文字とは、モルディブの公用語であるディベヒ語の表記として用いられています。

新鮮なカツオがずらっと並んでいます。

奥ではマグロ(キハダマグロ)を解体していました。マグロのような大きな魚は、購入者の希望に合わせて捌いて売っています。

魚を捌いた時に出る大量の“あら”は、魚市場内に置かれたバケツに貯めてられ、ある程度 一杯になったら目の前の海に撒いています。その様子が見たいので少し待ちました。

どこからともなく海鳥がやってくると、海面には無数のエイが。どうやら彼らはあらが撒かれる時間を知っているようです。

程なくして魚市場の人が“あら入りバケツ”を持って登場。一気に海へ撒きます。鯉の入れ食いのような状態を想像していたのですが、海鳥もエイもそれほど寄ってきません。

新婚旅行でモルディブに訪れたカップルが見ないであろう‟あら撒き“イベントに立ち会えたのは良いのですが、カツオ節が見当たりません。魚市場と道を挟んで隣り合っている青果市場に行ってみます。

多くの人とバナナで賑わっています。

ありました。カツオ節です。現地では“モルディブ・フィッシュ”と呼ばれていて、古くから料理に使われています。

魚の種類は分かりませんが、こちらもカツオ節の一種。試食させてもらうと、見た目よりも硬くない!ジャーキーのような食感。しかし、強烈な匂いが立ち込めていました。


◆不法就労、医師不足・・・日本大使館でいろいろ聞きました

モルディブのことをもっと知りたくて、在モルディブ日本大使館とJICA(独立行政法人国際協力機構)を訪ねました。まずは、大使館です。男性スタッフにご対応頂き、モルディブのあまり知られていないこと、今問題となっていること等を教えてもらいました。

 

・外国人オーナーの独立や開業はできない
イスラム教のモルディブには、法人税や所得税がありません。しかし、タックスヘイブン(租税回避地)ではないのです。支社(支店)であれば問題はないので、日本の企業も進出しています。ちなみに、モルディブは外国人に永住権を与えていません。

 

・世界一と言われる人口密度と医師不足
人口密集によって都市部の渋滞がひどい。東西約2.5キロ、南北約1.5キロの首都マレには、モルディブの総人口の3分の1から4分の1にあたる13万人あまりが暮らしており、その人口密度は世界一とも言われています。また、モルディブには医学部のある大学がありません。医師を志す場合、海外の大学で医学を学びます。マレには医師が少なく、適切な手術や処置を行っているのか不安視されていますが、高級リゾートホテルには専属の医師がいます。

 

・不法滞在者による不法就労
2019年10月より、不法に滞在する外国人労働者をガロル国立競技場に集めて、不法滞在外国人労働者の登録を受け付けています。そう言えば、我々が同競技場を訪れた時、試合中でも無いのに観客席にはちらほらと人がいました。

参考 在モルディブ日本国大使館

 

・フェリーでの盗難被害
大きな荷物については船員が運んでくれますが、 この際に荷物の中身を取られたなどの盗難被害が発生しています。国際空港への移動にはタクシーも利用できますが、有料フェリーでの移動が一般的です。チケットは1人あたり3ドル。貴重品は手荷物に入れるようにして、気をつけてください。

続いて訪問したJICAでは、赴任したばかりの女性スタッフにお話を伺いました。モルディブでは他の国のようにシニアが活躍できる環境ではないこと、イスラム教地域は制限されることが多いので住みやすいとは言いづらい、というお話が印象に残りました。

ちなみに、魚市場のあら撒きイベントは日本大使館で聞きました。日本大使館の男性スタッフは、「家族には、モルディブというイメージがあってか‟優雅に仕事をしている“と思われています。確かに、オフィスからウミガメやイルカをたまに見ることはありますが、人が凄く多くて優雅な環境とは言えませんよ」と教えてくれました。突然の訪問にもかかわらず、親切に対応してくれた在モルディブ日本大使館及びJICAのスタッフの皆様、ありがとうございます。


◆首都マレを助ける人工島

人口密度世界一とも言われるマレ島の人口圧力を軽減するために造成されたフルマーレ島は、モルディブの北マーレ環礁の南に位置する人工島です。マレと比べると近代的で色鮮やかな建物が目立ちました。

プレスクールの表門に、在籍していると思われる生徒の名簿が掲示してありました。日本では考えられないですね。

正午前に“マスジッド・ハマッド・ビン・カリーファ・アル=タニ”というモスクで、お祈りが行われていました。モスク周辺を歩く人も足を止めて祈りをささげるのかと思いきや、そのような人はいませんでした。


◆国立博物館で買った警察官のかっこいいポストカード

モルディブ博物館は、モルディブの歴史が学べる博物館として、首都マレのスルタンパーク内にあります。

入館料は大人1人で100ルフィヤ(約700円)。さらに館内で写真撮影する場合は、10ルフィヤ(約70円)を追加で支払います。撮影代を払っても、フラッシュを使用した撮影は禁止です。荷物を入れるためのロッカーは、無料で貸してくれます。

展示室は2階まであります。まずは1階から。館内は広く、モルディブで発掘されたサンゴの石で出来た小箱などが展示されています。

その中には現代的なものも。モルディブで使われた最初の電話のうちの2機。

「モルディブで最初に使われたコンピュータシステムのCPU」。年代を感じさせるサイズです。

国立博物館の1コーナーとして切手収集博物館もありました。

お土産コーナーでは現在発行されている切手を購入することもできます。

さらに奥へ進むと、警察官(マネキン)が現れました。]

なんと、ここからは警察博物館のコーナーがスタート。モルディブの警察の歴史を展示。

もちろん、お産コーナーもります。目を奪われたのは、警察官のポストカードでした。

上は「話し合う警察官たち」。下は「拳銃を携えて部屋の様子を伺う警察官」と思いきや、「ドアノブに付着した指紋を採取する警察官」でした。こんなかっこいいポストカードには中々出会えないので、速攻で購入。キャップも買えば良かったと後悔しました。

2階に上がります。

鯨の骨や象牙、船の模型等が並ぶ中、モルディブの有名なバンド「オリンピアンズ」が使用した楽器が展示されていました。

YAMAHA「YC-20」(ステージピアノ)

YAMAHA「BE-200」(ベースアンプのヘッド)

ELK「VIKING 60」(ギターアンプのヘッド)


◆モルディブの食事事情

歩き疲れたので、カフェで一休みします。お店の名前はハイウェイコーヒーショップ(Highway Coffee Shop)。

落ち着いた色合いで統一された店内。注文を受けてから作るスタイルです。

コーヒーはデフォルトでミルクが入っていました。もう一品は、アイスジンジャーレモンティーです。

モルディブに限ったことではありませんが、イスラム教の信仰地域では飲酒や酒類販売が禁止されています。スーパーではモヒートなどが売っていましたが、すべてノンアルコール。

「ホテルならばビールを飲めるかもしれない」と思いましたが、滞在したマレのホテルでもアルコールは取り扱っていませんでした。こちらも、ノンアルコールのビール(3.2ドル)。

フルマーレで見つけたお寿司屋さん、その店名はずばり「Oishi」。ラーメンと巻き寿司を注文します。お店の名前のとおり、美味しいのでしょうか?

チキンラーメン(185MVR)

巻き寿司のカリフォルニア(150MVR)

巻き寿司のゴールドラッシュ(180MVR)

どの料理も美味しく頂きました。デザートは、「チョコレート・ミソ・ラヴァ・ケーキ」を注文(80MVR)。フォンダンショコラに味噌が入っていて、上にバニラアイスとベリーソースをかかっています。「ラヴァ(lava)」は溶岩のこと。 こちらも美味しかったです。

ローカルフードを食べに「ディドゥーホテル(カフェ)」(Dhidhoo hotel (Cafe))へ。
地元民の利用者が多いお店。店内は窓が開放されていて空調も効いていません。しかし、我々は冷房の効いた個室に案内してもらいました。VIP扱いです。外国人だからかもしれません。

モルディブの朝ごはんの定番であるマスフニのモーニングを注文。マスフニとは、ディベヒ語で「マス」は魚、「フニ」はココナッツを意味します。

これがマスフニ。ソーセージを挟んで2つに分けられていますが、微妙に味が違います。片方はマグロ、もう片方はカツオの味。マスフニをロシに包んで食べます。美味しい!

玉ねぎを使ったケーキと、どら焼きの皮を半分に畳んだようなデザートも注文しました。見た目通りの‟自然な甘さ“を堪能。最後に会計を済ますと、ちゃんと‟VIPチャージ”が含まれていました。

 

もう一軒、ローカルフードが食べられるお店「ベルアミービストロ」(Belle Amie Bistro)に行きます。ここでは、家庭料理のガルディアを注文。

メニューには載っていませんが、オーダーをすれば作ってくれます。お店によって味が異なるとは思いますが、意外に酸っぱい。トムヤムクンの「辛さと海老抜き」のような味わいです。カツオの出汁もそこまで感じません。薄味でした。


◆現地でのSIM購入&速度調査~モルディブ編~

今回は、オレドー(Ooredoo)とディラーグ(Dhiraagu)のSIMカードを試しました。マレ国際空港内で購入できます。

どちらも15ドルで4GB(期限7日間)のプラン。 ディラーグはドメイン「.mv」のレジストリでもあり、日本で言えばNTTぐらいの規模を誇る企業です。速度は25Mbpsでした。

カタールに本社を置くオレドーのSIMの速度は14Mbpsでした。


◆ミロ配送専用トラック~モルディブいろいろ~

セントビンセントのドメイン.vc」のレジストリを訪問したように、街を散策しながら「.mv」のレジストリへ向かいます。

モルディブで聞く「バックします、ご注意ください」。ツバル(.tv)でも耳にしました。

トラックにうず高く積まれているのは、すべて“ミロ(MILO)”。ミロだけを運ぶ、ミロ専用トラックです。日本のテレビCMでは「スポーツをする子供たち」がイメージとして使われているため「子供の飲み物」のイメージが強いかもしれません。しかし、中南米やアジア(特に東アジア、東南アジア地域)では、成人にも好まれているとのこと。確かに、モルディブでもよく見かけました。

日本語で話しかけてくるモルディブ人が増えてきたと思ってたら、目に飛び込んできたのは「竹中直人さんのお店」!しかし、俳優の竹中直人さんとは全く関係のないお土産屋さんでした。店名の由来は、この店のオーナーが竹中直人さんに似ているからとの噂があります。

こちらの「ナルト君のお店」も日本人向けのお土産屋さん。この近辺では、我々が歩いていると、無理やりついてきては勝手にガイドを始める人が大勢いました。ガイドを聞いてしまうとお金を請求されますので、ご注意ください。

お相撲さんが満面の笑みでPRしているのは、塗料のリーディングカンパニー ”Nippon Paint(日本ペイント株式会社)”。「シンガポールで最も支持されている塗料ブランド」と書かれています。

工具屋や、ペンキなどの塗料を売っているお店が多かったです。

スポーツブランドショップかと思いきや、とてもお洒落に作業服やヘルメットなどが売っていたお店。

トンガでは模造品でしたが、モルディブでは正真正銘のミカサのバレーボールが売られていました。インド洋地域では、1976年に国際オリンピック委員会に認定された“インド洋諸島ゲームズ (Indian Ocean Island Games)”と呼ばれるスポーツ大会が開催されています。競技種目はバレーボールや柔道、卓球など。2019年の大会では、女子卓球(団体)においてモルディブが金メダルを獲得。地元紙では「歴史的な勝利」と報じられました。2023年に行われる大会では、モルディブがホストを務めることが決定しています。

島内ではバイクを運転する際に、ヘルメットの着用義務はないようです。

街中で見つけたモルディブのドメイン「.mv」と「.com.mv」です。

.mv」は、オンラインの登録ができないことや維持にコストがかかることを理由に、政府や大企業の利用に限られています。政府や大企業以外は、「.com.mv」や「.net.mv」を利用する傾向にあります。

さて、地図を見ると「.mv」のレジストリに到着のはずですが、それらしい建物はなく、そこにあったのは大統領官邸(ムーレアージェ、Muleeaage)でした。残念ながらレジストリの住所(19 Medhuziyaaraiy Magu Male 20-02 Maldives)を見つけることはできませんでしたが、思いもよらない形で観光スポットに辿り着きました。

”つづく”という日本語が書かれたTシャツを来ている男性を発見。下には「To Be Continued!!!」と書かれているので、意味は間違っていないことを伝えると、笑顔で撮影に応じてくれました。ドメイン島巡りも、まだまだ続きます。


■今回のドメイン島巡りで行った場所

 

■ モルディブまでのアクセスはこちら

■「.com.mv」ドメインの詳細や申し込みはこちら

ナポレオンが流されただけじゃない!Googleが海底ケーブルを敷設するセントヘレナ島は187歳のゾウガメがいて心霊スポットも充実していた

イギリスの海外領土であるセントヘレナ島は、フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトが生涯を終えるまで幽閉された流刑の島として知られています。最近では、Google社によって最新テクノロジーの海底ケーブルが敷設されることが発表され、話題になりました。アセンション島でワン切り国際電話の調査を試みようとしたドメイン探検隊は、あなたも知らないセントヘレナ島の魅力を探ってきました。
セントヘレナ島に割り当てられている ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)は、「.sh」です。

◆セントヘレナ島はどこにあるのか?

セントヘレナ (Saint Helena) は、南大西洋に浮かぶイギリス領の火山島でアフリカ大陸西岸から2,800km離れた場所にある火山島。面積はわずか122平方キロメートル。「絶海の狐島」と呼ばれています。人口は約4,500人。行政上はイギリスの海外領土セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャに属する一区域で、公用語は英語です。通貨は「セントヘレナポンド(SHP)」ですが、「英ポンド」も問題なく使用できます。本文内のポンド表記は全て英ポンド。1ポンドは、およそ141円(2019年12月現在)です。


= 目次 =

◆ヨハネスブルグで大ピンチ

◆途中で給油して「世界で最も使えない空港」に到着

◆閉館日でも入れる?!ナポレオン邸とジェイコブズラダー

◆Googleが主導して敷設する海底ケーブルの予定地と噂される場所を発見!!

◆心霊スポットが充実しているセントヘレナ島

◆187歳(天保12年生まれ)のゾウガメ「ジョナサン」に会いたい

◆90歳を超えて初めて日本人に会ったおばあちゃん~セントヘレナ島いろいろ~

◆セントヘレナ島の食事事情

◆現地でのSIM購入&速度調査~セントヘレナ編~

 


◆ヨハネスブルグで大ピンチ

日本からは、シンガポール、ヨハネスブルグを経由してセントヘレナ島へ向かいます。以前は南アフリカのケープタウン~セントヘレナ間を、英郵便事業会社ロイヤルメールの時速15ノット(28キロ)の船で4泊5日かけて行く海路しかなく、運航も月に1回程度でしたが、2017年10月よりヨハネスブルグ空港からエアリンク社の定期航空便が週1回運航するようになりました。

ヨハネスブルグまでは滞りなく順調でした。しかし、セントヘレナ島に向けて出発する時、ヨハネスブルグO.R.タンボ国際空港で問題が発生しました。セントヘレナ島に渡航する際、海外旅行傷害保険に加入していることが義務化されています。我々が持参しているクレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯しているので、クレジットカードを提示したところ、チェックインカウンターの女性は「証明書を見せてください」と、カードを無視しました。懸命に英語で説明を試みますが、受付の女性は厳しい表情のまま。「証明書が無いとチェックインできません」の一点張りです。

このままではどうしようもないので、クレジットカードの補償費用が書かれたサイトを見せたところ、ようやくOKが出ました!受付担当者にもよるとは思いますが、念のため外国語で書かれた保険の加入証明書(付保証明書)をプリントアウトしておくことをおすすめします。空港内のインターネット接続環境(wifi)は快適でした。

やっとセントヘレナ島行きの飛行機の搭乗口に辿り着きました。無事に間に合いました。ちなみに、ヨハネスブルグには都市名ドメイン「.joburg」があります。

 


◆途中で給油して「世界で最も使えない空港」に到着

ヨハネスブルグを出発して2時間。飛行機は給油のため、砂漠の真ん中にあるナミビアのウィンドフック・ホセア・クタコ国際空港に立ち寄りました。

着陸すると、機体のハッチが開きました。これからタラップがつけられます。辺り一面砂漠の空港に降りられるなんて!胸が高鳴ります。

客室乗務員より「降りることはできませんよ」と言われてしまいました。着々と給油が続きます。結局、約1時間の給油タイム。ちなみに、ナミビアに割り当てられているccTLDは「.na」です。

ウィンドフック・ホセア・クタコ国際空港を出発して1時間15分後、セントヘレナ国際空港に到着です。2017年にできたばかりということもあって、近代的で立派な空港。

入国税20ポンド(約2,800円)を支払い、入国です。入国スタンプは鳥、出国スタンプは亀。可愛いですね。この島には世界最高齢のゾウガメ「ジョナサン」がいるのです。入国税は、ユーロ、アメリカドル、南アフリカランドでも支払い可能でした。居住者用審査ラインは混雑しているものの、ビジターラインはガラガラ。観光客は多くないようです。

空港内の売店には、お土産用のマグカップ、コーヒー、チョコレートなどが売っています。お土産を全く売っていないアセンション島の空港とは大違い。スナックやジュースなどもあって普通の空港と変わりません。何を以て「世界で最も使えない空港」と言われるのでしょうか?それは、空港の総工費2億8500万ポンド(約406億円)で工期が5年かかり、2016年開港予定が、記念式典開催日の数週間前になって風が強すぎて離着陸が想定以上に難しいことが判明して、試験飛行と再検討に1年以上かけた末、航空機を当初計画のボーイング(Boeing)737型機からエンブラエル190型機に変更することでようやく定期便就航にこぎつけた経緯が原因のようです。※参考 AFP

 


◆閉館日でも入れる?!のナポレオン邸とジェイコブズラダー

フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトが幽閉された流刑の島として知られるセントヘレナ島。そのナポレオンの邸宅「ロングウッドハウス」は、この島の最も有名な観光名所と言って良いでしょう。観光名所や、行ってみたい気になるスポットには、御年79歳のベテランガイドのラリージョンソンさんが連れて行ってくれます。ラリーさんへ支払うガイド料金は、2日間で200ポンド(約28,000円、2名分、空港送迎、チップ代込み)でした。それでは、旅行番組で何度となく取り上げられているロングウッドハウスに行ってみましょう。

空港周辺は火山島だけあって壮大な岩場が広がっています。

だんだん草木が増えてきました。

空港から車で15キロ程の所で、島で一番大きな町であるジェームズタウンが見えてきました。人口は600人程度で高さ150mの谷に囲まれた狭い土地に築かれている町です。

1815年にセントヘレナ島に流されたナポレオンが6年後に死を迎えるまで暮らしたロングウッドハウスに到着。ナポレオンの息吹を感じることができると思うとドキドキします、が、開いてませんでした。我々が訪れたのは週末なのに、なんと閉館しているのです。

ヨハネスブルグでのピンチを乗り越えてやってきた我々です。そう簡単に諦めません。ラリーさんに相談したところ、150ポンド(約21,000円)を支払うと特別に公開してもらえることが判明しました!150ポンドは固定で、参加人数で割ります。なので、2名の場合は1人あたり75ポンドとなります。通常は平日の11時から13時のみオープン、入場料は1名10ポンド(約1,400円)です。

残念ながら建物内は写真撮影不可。ナポレオンが好んで使っていた野戦用ベッドや朝風呂のための湯船もそのまま残っていました。庭の撮影はOK。現在はフランス外務省の管理下にあるため、手入れが行き届いた綺麗な庭園でした。

ナポレオンハウス(セントヘレナ島) – Spherical Image – RICOH THETA

ロングウッドハウスのギフトショップでポストカードを購入。その場から日本に送ったところ、24日後に日本に届きました。

来館者ノートを発見。日本人は我々の他に数人のみ。やはりこの絶海の孤島まで訪れる人は少数なのかもしれません。

ちなみに、ナポレオンがセントヘレナで着用していたブーツは、パリで開催されたオークションにて117,000ユーロ(約1,411万円)で落札されました。

 

ロングウッドハウスの次にメジャーな観光名所と言えば、ジェイコブズラダーではないでしょうか。ジェイコブズラダーとは、699段ある全高183メートルの階段です。1829年に鉄道事業者により傾斜面索道として建設された後、物資を持ち上げる目的で、1871年に王立工兵軍団によって階段として再建されました。

ジェイコブズラダーを登るのであれば隣にあるセントヘレナ博物館で、登頂証明書を発行してもらうことができます。発行料金は2名分で5ポンド(約700円)。後日、証明書は日本に送ってくれるとのこと。証明書発行料金の他に、博物館の入館料金が必要です。金額は寄付制。我々は2名分で10ポンド(約1,400円)を支払いました。18世紀後半の発電所の建物を利用した博物館は、2002年にオープン。昔の軍服、帽子、刀等の貴重な資料が展示されており、島の歴史を今に伝えています。

登頂証明書発行手続きを終え、いよいよ699段の階段に挑みます。ドメイン島巡りで鍛えた脚力で、10分以内の登頂を目指します。

登ってからしばらくして下を見ると足がすくむ高さでした。これ以降は怖くて写真を取れなくなりました。高所恐怖症の方には、おすすめしないスポットです。

ジェイコブズラダーの頂上からは、ジェームズタウンの街並みがはるか遠くに見えます。699段を登り切ったあとに待っていたのは絶景です。結局、登頂には15分くらい掛かってしまいました。

Jacob’s Ladder(セントヘレナ島) – Spherical Image – RICOH THETA

ラリーさんは先に頂上まで車で行って待っていてくれました。

なお、登頂証明書は登頂から約5週間後に届きました。

 


◆Googleが主導して敷設する海底ケーブルの予定地と噂される場所を発見!!

Google主導の海底ケーブルを敷設するプロジェクト「Equiano」を、セントヘレナ政府が招致したニュースが話題になりました。ニュースでは、このビッグプロジェクトの敷設予定地にまで触れていません。現地の方に聞いたところ、その場所はサンディーベイにあるとの噂です。行ってみましょう。

山を越え谷を越え、を繰り返します。

コーヒーを栽培している一帯を通り過ぎると、

道がどんどん悪くなっていきます。

あまりの悪路のため、ここから先はラリーさんの普通乗用車クラスでの進入は不可能とのことで、ここで車を降りることになりました。歩いてサンディーベイを目指します。

15分程歩くと、噂のサンディーベイに到着。

ビーチを散策していると、ケーブルらしき物が?!

これは、ケーブルではなく何かに使われていたホースのような物でした。

謎の漂流物を発見。

まだそれらしき施設は何もない、ただの砂浜ではありますが、現地の方々曰くここに海底ケーブルが敷設されるのではないか、という噂の場所です。将来的には、セントヘレナ島を経由して南太平洋を横断する海底ケーブル網が整備される「ミッドアトランティック・ケーブルハブ」構想があるとも言われています。

Google海底ケーブル予定地(セントヘレナ島) – Spherical Image – RICOH THETA

 


◆心霊スポットが充実しているセントヘレナ島

地図を見ていると、普段地図上では見慣れないワードを発見しました。それは「お化け屋敷」です。

ラリーさんは「この場所はよく知らないけど、島には ホーンテッドハウス(幽霊屋敷)がいくつかあるから他の所に連れてってあげるよ」と言って、「Haunted House Of Oaklands Tour」へ行くことになりました。

行くことが決まったのは夕食後だったので、真っ暗な中を向かいます。

ホーンテッドハウスに到着。料金は20イギリスポンド(約2,800円)とお高めです。

中に入るとホストのフィリップマーキュリーさんがお出迎えしてくれました。フィリップさんは、聞き取りづらい癖のある英語で、この屋敷に伝わる怖い話をしてくれます。変な匂いがして不気味な雰囲気だったのでとても怖く感じましたが、屋敷へと向かう道中が一番怖かったです。

セントヘレナ島には、他にもピリングスクールやシャイロード、アラームハウス、187歳のゾウガメ「ジョナサン」が住むプランテーションハウスなどなど、幽霊が出るという噂のスポットがあります。約45分程度の滞在を終え、帰りはライトアップされたジェイコブズラダーを見てホテルに戻りました。夜に登ったらもっと怖そうですね。

 


◆187歳(天保12年生まれ)のゾウガメ「ジョナサン」に会いたい

こんなに高齢なのに、実は日本ではほとんど知られていないジョナサン。ナポレオンも唸ったという香り高い味のコーヒーを飲み、朝食を美味しく頂き対面に備えます。それにしてもなんて美味しいコーヒーなのでしょう!こんなコーヒーが毎日飲めるなら、流されてもいいかな?と思わせる味でした。

ジョナサンに会う前に、標高584メートルの小高い山の上にあるハイノールフォートに行ってみます。1799年にイギリス軍がフランス軍の侵入を防ぐために建設され、2010年に観光者向けにリニューアルオープンしました。

そして、いよいよジョナサンのいるプランテーションハウスです。世界最高齢のゾウガメはすぐそこ、なのですが、またしても閉園日。メインゲートは開いていますが閉園。「週末なので閉園」という現実に愕然としました。

でもジョナサンに会いたい!その一心で、ラリーさんに相談すると「外から見られるかもしれないよ」と言って、その場所まで連れて行ってくれました。

いました!世界最高齢187歳のゾウガメ、ジョナサンが!

動いてます!もっと近くで会いたかったのですが、閉園中なので仕方ありません。187歳ということは、1841年生まれ。日本で言えば天保12年。お目にかかれて光栄でした。

 


◆90歳を超えて初めて日本人に会ったおばあちゃん~セントヘレナ島いろいろ~

ジェームズタウンを歩いていると

ラリーさんのお友達に会いました。左端の女性はなんと90歳超えているそうです。とても元気な方で「日本人に会うのは初めてよ」と言っていました。セントヘレナは長寿の島なのでしょうか。

風力発電がたくさんあります。

こちらは石油基地として建設しましたが、失敗に終わったそうです。ラリーさん曰く「こういったお金の無駄遣いが多いんだ」とのこと。

その昔、中国人労働者が住んでいたことから名づけられた「CHINA LANE」というエリアがあります。

CHINA LANE周辺には教会がいくつかあり、どれも数百年の歴史があるそうです。

教会を表すドメインは「.church」ですね。

ジェームズタウンのスーパー。2015年頃までは、「ソ連に住んでいるみたいだ」と言われるほど、物資が不足していたセントヘレナ島。ほとんどは輸入に頼っているそうですが、生活用品からペット用品まで予想以上に何でも揃っていました。

スーパー内の掲示板。子ども向けの絵本の宣伝でしょうか。メールアドレスにドメイン「.sh」が使用されています。

スーパー正面にあった、まとめ買い割引の案内。こちらのメールアドレスのドメインも「.sh」でした。

ホテルのエアコンは日本のDAIKIN。そう言えば、アセンション島のホテルのエアコンも日本製で、Fujitsuでした。こんな絶海の孤島まで営業に来たのでしょうか。すごい。

 

 


◆セントヘレナ島の食事事情

絶海の孤島、セントヘレナの夕日は格別です。そろそろお腹が空いてきました。ラリーさんの友人が経営しているレストランへと向かいます。

ラリーさんの友人の女性が最近開店したといレストラン「Rosie’s」へ。

ビーフ、チキン、マトン、シーフードなどがありどれも美味しそうです。料金も良心的。

セントヘレナにはローカルビールは無いとのことなので、南アフリカのビールをいただきます。料金は2ポンド(約280円)。

シーフードはココナッツが香るカレー風味。料金は8.5ポンド(約1,200円)。とても美味しいです。

本格的な魚のソテー。料金は9.5ポンド(約1,340円)。

ラリーさんが注文したビーフステーキ。料金は7ポンド(約980円)。すごいボリュームでした。

 


◆現地でのSIM購入&速度調査~セントヘレナ編~

セントヘレナ国際空港内にあった、ブロードバンドサービスを提供する「Sure」のショップでSIMカードを購入。料金は18ポンド(約2,500円)です。店員さんは要領がわかってないので、自分でSIMカードをカットしてセッティングを試みましたが、アクティーベーションできません。

ロングウッドハウスの前にあるホテルで再びアクティーベーションを試みるもやはり繋がりません。滞在中は、結局使用できませんでした。

SIMの利用は諦め、宿泊先のホテル「Mantis St Helena」のWifiでネット接続を試みますが、深夜や早朝など時間によっては繋がるものの、利用者の多い混雑している時は全然使えません。ドメイン島巡り史上、最も劣悪なネット環境でした。海底ケーブルが敷設されると、人口約4,500人の島は毎秒数テラビットの超高速インターネットに接続されることになり、島のネット環境は一変しそうですね。

さあ日本に帰ります。上空からセントヘレナ国際空港を見ると、想像以上に崖っぷちの空港であることがわかりました。無事に離発着できて良かったです。

 


■今回のドメイン島巡りで行った場所

■ セントヘレナ島までのアクセスはこちら

■「.sh」ドメインの詳細や申し込みはこちら

錯覚を楽しめる絶景フェロー諸島の「オラフ祭」はアナ雪のオラフに会えるおとぎの世界?

ディズニー映画「アナと雪の女王」の原作はデンマークの作家アンデルセンが書いた「雪の女王」です。デンマーク自治領であるフェロー諸島には、年に一度、祝日である7月29日を中心に行われる「オラフ祭 (Ólavsøka)」という伝統的かつユニークなお祭りがあります。オラフというと、「アナと雪の女王」に登場する陽気な雪だるまをつい連想しますが、アナ雪のオラフが憧れた夏に開催されるこのお祭りに、オラフが遊びに来ているのでしょうか。アナやエルザのような美女にも会えるおとぎの世界を期待してしまいます。ドメイン島巡り第18回は、絶景スポット盛りだくさんのヨーロッパ最後の楽園と言われているフェロー諸島まで行ってきました。
フェロー諸島島に割り当てられている ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)は、「.fo」です。

◆フェロー諸島はどこにあるのか?

アイスランドとノルウェーのちょうど中間あたりに位置するデンマーク自治領フェロー諸島は、18個の島からなる群島です。18島のうち17島が有人島、1島が無人島だそうです。人口約5万人のうち約1万9000人が、首都Tórshavn(以下、トースハウン)に住んでいます。フェロー諸島の公用語は、フェロー語。フェロー諸島における詳しい情報は、デンマーク大使館が日本語で提供するこちらが参考になります。

使用されている通貨は、「フェロー・クローネ」で1フェロー・クローネ(以下、kr.)は、約16円(2019年11月現在)です。以下このレートを利用して日本円でも表記します。為替レートは、デンマーク・クローネと同じで、フェロー諸島でもデンマーク・クローネが使えます。違いは「紙幣のデザイン」のみ。で、フェロー諸島の自然や動物をモチーフとしている紙幣が、フェロー・クローネです。硬貨に関してはデンマーク・クローネと同じものが使われています。こちらはそのフェロー諸島の紙幣の一部(上から500kr., 200kr., 100kr., 50kr.)です。


= 目次 =

◆アットホームなゲイパレード

◆「世界一の絶景サッカー場」のピッチに立ちたい

◆オラフ祭は「アナ雪のオラフ」だらけなのか?

◆フェロー諸島の人達はチェーンダンスを夜通し踊る

◆相手から見えそうな立小便専用公衆トイレ

◆海の上に湖がある景色は目の錯覚

◆フェロー諸島のおすすめレストランとクレジットカード事情

◆現地でのSIM購入&速度調査~フェロー諸島編~

◆母国愛にあふれるドメイン「.fo」

 


◆アットホームなゲイパレード

デンマークのコペンハーゲン空港から、2時間15分ほどでフェロー諸島のヴォーアル空港に到着。北欧の人達にとって、自然を満喫できる旅行先なのかもしれません。(空港で話をした男性は、「ノルウェーから旅行で来たんだよ」と言っていました。)ヴォーアル空港は、島の空港とは思えないほど綺麗な空港で、驚きました。

到着時は多くの人で賑わっていました。ヴォーアル空港ですが、乱気流や霧が発生しやすく滑走路が短いという理由で、着陸が難しい空港とされています。

ヴォーアル空港から首都トースハウンまでは約50キロ。バスは時刻表の通り本数が少なく、タクシー料金は600kr(約10,000円)かかるので、レンタカーがお勧めです。所々に小さな川が流れている牧草地帯をひたすら走り、トースハウンへ向かいます。

ヴォーアル空港のあるヴォーアル島とトースハウンのあるストレイモイ島は、車でのみ移動可能な海底トンネルのルートが多くあります。以下地図上の太い赤い線が車で移動できるルートです。赤い点線は、車も載せることができるフェリーでの移動ルートです。

約45分でトースハウンに到着。この日は、LGBTの権利を訴えるゲイ・プライドが開催されていて、子供からお年寄りまで、多くの人が集まっていました。オラフ祭のためにフェロー諸島へ帰省している人も多かったのかもしれません。

ゲイ・プライドは、オラフ祭の前に開催される毎年恒例のイベント。デンマークは世界で初めて1989年に同性によるパートナーシップ制度を導入した国で、2012年に同性婚ができるようになりました。フェロー諸島も2016年より同性婚が認められています。

「GAY」を「CAY」に変えた男の子。「G」の横棒を取ってしまうイタズラです。この後、「A」の横棒も取る作業に入りました。

街の中心からちょっと離れると、昔ながらの家や街並みを見ることができます。フェロー諸島特有の芝屋根の家もありますね。

屋根に芝生をひくのは、バイキング時代から続く伝統で、断熱効果が高いと言われています。今回は時間の関係で行くことはできませんでしたが、ストレイモイ島のサクスン村はこの芝屋根で有名です。


◆「世界一の絶景サッカー場」のピッチに立ちたい

フェロー諸島に、「世界一の絶景サッカー場」があると聞きました。この写真を頼りに、捜査スタートです。誰が世界一と決めたかは不明ですが、その噂が本当なのか実際に確かめに行ってきました。また今後、絶景スポットとして見に行こうとするかもしれない方の参考になれば幸いです。

※出展:shutterstock

トースハウンから車で約50分、サッカー場があるというエストゥロイ島に到着。海底トンネルのルートが充実しているので、車で来ました。フェロー語で「地峡」を意味するEiði(アイヤ)という町を目指して、島の北西端へ。町の周辺に到着すると何やらサッカー場が見えました。

近づいてみると、、かなり綺麗で新しそうなサッカー場ですが、私たちが探している「世界一の絶景サッカー場」とは明らかに違いそうです。

そこで地元の方に聞いてみると、どうやらさらに奥にあると言われたので、その方向へと向かっていきます。地図にもない場所なので本当にあるのかどうか不安も募ってきます。

そばにある少し傾斜のある丘を登ると崖の先に「世界一の絶景サッカー場」がいよいよありそうだなと確信していたところでした。

地元の人に聞きながら絶景サッカー場を探していると、キャンプ場を発見しました。皆さん、お酒を飲みながら楽しそうに談笑しています。それにしても、我々が探しているサッカー場はどこにあるのでしょう?

高い所から探そうと小さな山を登り、振り返ってみました。すると!よくよく見ると、実はこのキャンプ場があの「世界一の絶景サッカー場」だったのです!

「世界一の絶景サッカー場」は、「世界一の絶景キャンプ場」へと変化を遂げていました。また「世界一の絶景」と見える写真を撮るには撮影方法にだいぶ工夫が必要な印象を持ちました。果たしてそのような工夫がいる写真を世界一と呼べるかどうかは疑問です。現地の方に聞いたところ、この‟元“サッカー場の名称はエイディスタジアム(Eidi Stadium)。どうやら強風の影響でサッカー場としてうまく機能せず、今はキャンピングカーが駐車するキャンプ場になってしまったとのことでした。強風のことはサッカー場を作る前にわからなかったことなのでしょうか。そして近くには、新しくサッカー場が建てられていたのでした。最初に遭遇した新しいサッカー場のようでした。

結論としては、残念ながら「世界一の絶景サッカー場」は、「見える角度によっては世界一の絶景?キャンプ場」でした。ことになるかと思います。今回のこの調査を経て、やはり情報は自らの足で確かめるべきですね。


◆オラフ祭は「アナ雪のオラフ」だらけなのか?

ディズニー映画「アナと雪の女王」を見た人であれば、「オラフ」と聞くとあのオラフのことを連想する人が多いと思います。そもそも同映画の原作「雪の女王」は、デンマークの作家アンデルセンが書いた作品なので、デンマーク自治領のフェロー諸島では特にオラフの人気が高く、祭になるほどなのでしょう。トースハウンで開催されるオラフ祭に行ってみました。

お祭り前日のメインイベントは、島民が本気で競い合うボートレースです。自分のチームの応援にも熱が入ります。

応援やゴールした後の歓喜に沸く参加者を見るだけで、見ている方も楽しくなります。

レースに勝利したチームは、レース後にしなければならないことがあります。それは、みんなの祝福を受けるため、乗っていたボートを頭上に持って歩くのです。海から陸にボートを引き上げたついでに、数メートル持って歩きます。なんだか罰ゲームみたいですね。

応援する人の中に、民族衣装を纏った人がたくさんいました。これは、ボートレースの応援のための正装ではなく、正装してオラフ祭を楽しむためです。皆さんとても似合っています。衣装のデザインや色なども近年は、オリジナリティに富んだものが増えてきているようです。

 

オラフ祭当日、会場をぶらぶら歩いて散策。こちらは3Dではなく移動式の7Dシアターなるものです。しかもどんなアトラクションなのか気になります。

クジ引きコーナー。当たると、巨大なお菓子セットがもらえます。

1回5kr.(約90円)なので試しにいくつか買ってみます。

全てはずれでした。これはもしや当たりがないのではないかと思い始めたので、しばらく様子をみているとこちらの女の子が大きなお菓子を当てていました。これは嬉しそう!おめでとう!

 

プリクラかと思いきや、プロっぽいカメラマンが写真を撮ってくれるコーナー。

 

会場の至る所で、バンドの生演奏が始まります。

お祭り前日と当日に色々見て回りましたが、アナ雪のオラフなんて全くいません。それもそのはずです。実はフェロー諸島のオラフ祭は、アナ雪のオラフとは全く関係ありませんでした。オラフ祭の「オラフ」は、聖オラフの日とも呼ばれる通り、1030年にノルウェー王であったオーラヴ2世(聖オラフ)がスティクレスターの戦いで戦死した日であり、その聖オラフから由来しているのです。一方で、アナ雪のオラフは、デンマークやフェロー諸島の歴史とは全く無縁で、「Oh! Laugh(笑う)」が由来でした。でも、偶然、アナ雪のオラフ(の風船)に2回会うことができたのです。

オラフ祭りはアナ雪のオラフだらけではなかったのですが、メルヘンチックな民族衣装は、アナ雪のアナの衣装になんとなく似ていると思いませんか?アナとエルザのような北欧美女にたくさん会うことができました。

オラフ祭は朝方までやってます。昼間から楽しんでいる人は、いつ休憩したり睡眠を取っているのでしょうか。


◆フェロー諸島の人達はチェーンダンスを夜通し踊る

オラフ祭のメインイベントと言えば、皆で手をつないでダンスしながら大合唱するチェーンダンスです。フェロー語のタイムテーブルを見ると、左のオレンジの枠が28日22時から開始されるチェーンダンス(以下、1回目のフェローダンス)、右のオレンジの枠が29日の深夜1時から開始されるチェーンダンス(以下、2回目のフェローダンス)です。どっちがかの有名な「チェーンダンス」か分からなかったのでオラフ祭前日である28日と、当日29日のチェーンダンスに違いはあるのでしょうか?気になったので両方に参加してきてみました。

オラフ祭前日のチェーンダンス会場に到着。こちらの小さなシアターで行われてますているようです。

シアターに入るのには、入場料を支払い入場します。再入場は可能なようでした。早速ホールに入ると、1番目のチェーンダンスが始まっていました。年配の方が多い印象ですが、誰も止まることなくチェーンダンスを躍り続けています。ポルカに似ていますね。

声を張り上げて歌い、踊り続けるおじさんの迫力に圧倒されます。フェロー諸島の伝統を絶やさないぞというような雰囲気や気迫を感じ取れる気がしました。このチェーンダンスは、この後も夜通し続くとのことなので、お先に失礼しました。帰り道で出会った民族衣装を着た地元のご夫婦。とってもお似合いですね。

後から地元の方に聞いた話によると、オラフ祭前日のチェーンダンスはどちらかと言えば「チェーンダンスを知っている、ダンスが好きな人」向けだったようです。だから、純粋にチェーンダンスを楽しみたい年配の方が多かったのかもしれません。

 

続いて、オラフ祭当日のチェーンダンス。トースハウンで開催されます。この日は、前日とは比較にならない盛り上がりで、足の踏み場もないほどの人だかり。なかなか前へ進めません。

小雨が降り霧も少し出る中、突然、1人の男性の歌声がスピーカーから流れてきました。そしてこの歌声をきっかけに、大合唱が始まったのです。

フェロー語がわからないのでどんな歌詞であるのかはわかりませんでしたが、会場で配布されていたパンフレットには、フェロー語で書かれた同諸島に伝わる古い民謡の歌詞が載っています。全21曲分掲載。今夜全て歌い切る模様。

合唱が終わると、いよいよチェーンダンスです。しかし、広場のどの辺りで行われるかわかりません。周囲の人に聞いてみても、「わからない」との答えが。。。などということもあったので、私たちが認識しているほど全員が参加するイベントではないのかもしれません。しばらく場所を探してウロウロしていると、街の中心にある広場でチェーンダンスと遭遇。

かなりの数の老若男女が踊っています。オラフ祭当日のチェーンダンスなので、この後もしばらく続いているようでした。ちなみに、踊りながら歌っている曲もフェロー諸島に伝わる古い民謡です。

バイキング時代には北欧の広い地域で踊られていたチェーンダンス。理由は定かではありませんが、現在はフェロー諸島にしか残っていない風習だそうです。チェーンダンスに熱狂できるのは、世界中でフェロー諸島だけなのです。


◆立小便専用仮設公衆トイレは丸見え

オラフ祭は前日の7月28日から、いくつかの企業が半休になるほどの国民的行事。お祭りは地元の人達が久しぶりの再会を楽しむイベントでもあります。野外音楽イベントの会場では、フェローのカントリーミュージックバンドの演奏を聴きながら、ビールを飲んだり歌ったり踊ったりして、このお祭りを心から楽しんでいる様子でした。

たくさん飲めば、当然行きたくなるのがトイレ。広場の中心から少し離れた場所に、写真のようなものが3つくらいありました。これがフェロー諸島の立小便専用仮設公衆トイレ。4人が対角線上に立ち、目の前の穴をめがけて用を足すのです。仮設とは言え、日本でこんなトイレは見た記憶がありません。たくさんの人が行きかう場所にあるので、もっと酔わないと行けません。もう出そうなのに、勇気が出ません。写真がブレてしまったのは、地元のおばさんに「そんなもの撮影するんじゃないよ!」と撮影中に怒られたからです。詳細は4コマ漫画もご覧ください。

使い方はこうです。もしこのタイプに出くわしても、「いつも通り」な感じで対応してください。


◆海の上に湖がある景色は目の錯覚

実際に行ってみて良かったところをいくつか紹介していきたいと思います。

1)まずは、海の上に湖があるように見える錯覚が楽しめる絶景スポットは、ヴォーアル島のMiðvágurという町にあります。ハイキングのMiðvágurt to Bøsdalafossur Trail Headという入口があります。ここでハイキングをするには入場料は、大人1人200kr.(約3,200円)です。

左下の崖のところまで行って帰ってきます。往復でおよそ3時間かかるそうです。

どんどん歩いてきます。まだ少し遠いですが目的地が見えるのは嬉しいです。

歩いているととても気持ちがいい道です。

いよいよ崖が現れました。予想を遥かに上回る断崖絶壁でびっくりします。落ちないように細心の注意を払いつつ、崖の先端まで行きます。

着きました。これは本当に海の上に湖が見えるような景色でした。もちろんそれは目の錯覚ですが、ちょっとしたハイキングでこのような景色が見えるのは非常に良かったです。

ちなみに「錯覚ではない、ありのままの景色」はこんな感じです。この景色は見る角度によって、上記のように見えるのです。


2)続いては、海から崖に近づいたり、バードウォッチングができるVestmanna(以下、ベストマナ)での断崖絶壁ボートツアーです。ボートが待機しているベストマナのインフォメーションセンターに到着。

このインフォメーションセンターの2階にあったのは「Sagaミュージアム」。せっかくなので行ってみましょう。

フェロー諸島にバイキングがやってきた時の様子がリアルに生々しく、等身大の人形で表現されています。かなり衝撃的な場面や描写もありますが、場所のスペース自体は非常に小さく、時間があれば解説も聞いてみることをおすすめします。(解説は英語のみ)

 

ミュージアムを出ると、断崖絶壁ボートツアーの乗船が始まっていました。

崖へ向かって一直線。途中に別荘やバケーション用として利用されている家を見かけました。ヘルメットは、乗船時から着用するわけではありません。崖に近づいてくると、万一の備えとして乗務員がヘルメットを配ってくれます。

崖が見えてきました。

ちょうど8月頃になると、この崖の周辺はパフィン(ニシツノメドリ、Fratercula arctica)をはじめ多くの鳥が巣作りのために訪れます。

パフィンは、とても愛らしい鳥です。

出典 shutterstock

この後さらに接近して崖のところにできたトンネルをくぐります。まるで人工的に作られた何かのアトラクションのようでした。

こちらのツアーでは、フェロー諸島ならではの自然や動物を間近で見ることができました。ハイキングで崖に登るとともに、海からも崖を見ると、全く違う視点でフェローの自然を楽しめます。


◆フェロー諸島のおすすめレストランとクレジットカード事情

フェロー諸島には、とても雰囲気の良さそうなお寿司のレストラン「Etika」があります。ヴォーアル空港のちょっとしたフードコードにあるEtikaでは、テイクアウト用のものとして販売。空港での食事とは思えないほど美味しくて驚きました。日本人に合う味付けだから、美味しく感じたのかもしれません。

トースハウンでも「Etika」を発見。建物自体は非常にモダンですが、屋根は芝屋根。場所も中心街にあるので、見逃すことはまずなさそうです。空港のフードコートで売られているお寿司と味は違うのでしょうか?

中も非常に洗練されたデザインで落ち着きます。調味料にはなんと七味までありました。

こちらはEtikaのメニューの一部。串が1つ42kr.(約672円)、寿司と串のセットメニューは520kr.(約8,320円)と高いですが、物価の高い北欧であることを考慮するとこのくらいの値段になってしまうのかもしれません。

どのお寿司も日本のお寿司と変わらないくらい美味しいのですが、サーモンは近辺でよく獲れることもあって、非常に新鮮で美味しく感じました。串は少し個性がありましたが、照り焼き風のソースが美味しいです。枝豆や海老カツもありました。


Etikaから徒歩5分。同じくトースハウンにあるFish House「Barbara」に来ました。写真の真ん中にある、ライトが灯っている建物です。外観だけ見ると、まるで家のようなレストランです。

店内の天井はかなり低いですが、こじんまりとしてお洒落です。

メニューは、アラカルトとセットメニューが選べます。アラカルトをコースにした組み合わせがセットメニューみたいだったので「Set Menu Chef’s choise」を注文。値段は、およそ700kr.(約11,200円)です。食器や机もオシャレでした。以下が注文したコース料理。どれも新鮮なフェロー諸島で捕れた魚介のようで、味付けも絶妙でした。

そして最後のデザートです。

全てが何かは覚えることはできませんでしたが、ウェイトレスさんが料理を一品ずつ丁寧に説明してくれました。味もサービスにも大満足。スタッフさんは、フェロー諸島の民族衣装テイストのをユニフォームを着ていました。


最後は、オラフ祭でたくさんある屋台の中から選んだクレープ屋さんです。オラフ祭では、日本でのお祭り同様、多くの屋台が出ています。ホットドック、ピザ、ハンバーガー、クレープなど種類はいろいろあります。そこで中心街に程近いところに一際目立った行列ができているクレープ屋さんを見つけました。これは美味しいに違いないと思い、1時間半から2時間くらいかかりそうな行列に並んでみます。

オラフ祭の屋台では、クレジットカードOKのところもありますが、現金しか使えない場合もあるので、屋台を楽しみたいのであれば、いくらか現金を用意しておきましょう。ATMもありますが、長蛇の列ができていました。

こちらがそのクレープです。1時間半並んだので、かなり期待をしていましたが、味もいたって普通のクレープでした。日本同様、「お祭りなのでクレープを食べたい!」人が多かっただけだったのかもしれません。

事前に調べたところ、「フェロー諸島ではクレジットカードがほとんど使えない」との情報を多く目にしたので、現金を多めに用意しましたが、大半のお店でクレジットカード決済ができたので、現金が余ってしまいました。


◆現地でのSIM購入&速度調査~フェロー諸島編~

ヴォーアル空港にて現地のSIMを購入しました。GlobalMeが場所によっては不安定だったのに対して、現地のSIMはフェロー諸島内であれば比較的どこでも安定して使えました。以下は現地で購入したSIMの速度結果です。


◆母国愛にあふれるドメイン「.fo」

オラフ祭りで強く感じた、フェロー人の深い母国愛はドメインにも表れています。フェロー諸島では、国別コードトップレベルドメイン「.fo」がたくさん利用されていました。「.com」のアドレスは殆ど見かけませんでした。

〇タクシー会社
http://www.auto.fo/

〇銀行
https://www.banknordik.fo/

〇スーパーマーケット
https://www.bonus.fo/

〇美容院
http://adore.fo/

〇飲料水
http://auroraspring.fo/


■今回のドメイン島巡りで行った場所

 

■ フェロー諸島までのアクセスはこちら

■「.fo」ドメインの詳細や申し込みはこちら

 

「死ぬことが違法」「ニートも違法」「日本人でも簡単に永住できて商売できる」・・・スヴァールバル諸島にある世界最北の町で真相を確かめてきた

「死ぬことが違法!?」とインターネット上で騒がれている町が、スヴァールバル諸島にあります。この町で死ぬとどうなってしまうのでしょう?死んだまま刑務所に収監されて終身刑になるのでしょうか?さらに、「日本人の永住も容易に許可されている」とも言われている不思議な町なのです。ドメイン島巡り第16回目は、その真相を確かめるためスヴァールバル諸島に行ってきました。割り当てられているccTLD(国別コードトップレベルドメイン)は、「.sj」です。

◆スヴァールバル諸島はどこにあるのか?

スヴァールバル諸島はノルウェー領で、ノルウェー本土と北極圏とのおよそ中間に位置する群島です。最大の町は「ロングイェールビーン」で、一般の人が定住している世界最北の町です。この町の多くのものに「世界最北の~」という枕言葉をつけることができます。4月~8月は太陽が沈むことのない白夜になり、10月~2月は太陽が沈んだままである極夜になります。

= 目次 =

◆世界最北の町「ロングイェールビーン」

◆人よりもホッキョクグマが多い島

◆スヴァールバルでは死ぬことが違法!?ニートも違法!?

◆日本人なら簡単に永住&商売をすることができるのか

◆スヴァールバルで出会った「世界最北の〇〇」

 ①世界最北のゴーストタウン「ピラミデン」

 ②世界最北の寿司屋に行ってみたら・・・

 ③その他「世界最北の〜」シリーズ

◆スヴァールバル諸島いろいろ

◆現地でのSIM購入&速度調査~スヴァールバル諸島編~

◆幻のドメイン「.sj」とノルウェーのドメイン「.no」


◆世界最北の町「ロングイェールビーン」

スヴァールバル諸島にあるロングイェールビーンは、人口1,000人以上が居住する町としては「世界最北」に位置します。深夜0時過ぎ、我々はロングイェールビーン空港に到着。

写真をご覧ください。8月の夜は白夜なので、深夜とは思えないほど非常に明るいです。

空港には、到着便に合わせてバスが待機しています。バスに乗って町の中心へ。運転手に宿泊するホテルの名前を伝えましょう。

空港の向かい側には、世界最北の町があるスヴァールバル諸島ならではの案内がありました。ここからニューヨークまで5,581km、東京までは6,830km。今回も遠くまで来たんだなと、実感が湧いてきます。

約10分でロングイェールビーンの中心街に到着。前回訪れたセントビンセント(.vc)の青い空から一転、どんよりした灰色の空。

ホテルには、白夜においても真っ暗にして睡眠をしっかり取れるように黒いカーテンがいくつかある少し変わった構造になっていました。

冬の移動手段であるスノーモービルを発見。その多くはYAMAHA製でした。


◆人よりもホッキョクグマが多い島

スヴァールバル諸島には約3,000頭のホッキョクグマが生息していますこれに対して人口は約2,600名。人よりもホッキョクグマの方が多い島なのです。ホッキョクグマの普段の生活は、アザラシなどの獲物がいる氷の上で過ごしているので、町までやってくる心配はほとんどありません。ホッキョクグマが町の倉庫お店にある食料を一度でも食べてしまうと、その味や場所を覚えて再び町にやってくると言われているので、食料の管理は徹底されていました。

町から少し離れた場所に行くとこのようなホッキョクグマのマークがあります。

このマークより先のエリアは、銃の所持が義務付けられています。銃の使用も基本的には威嚇射撃で、万が一襲われるような状況においてのみ、射撃が許されています。地球温暖化などの影響により個体数の減少も懸念されているため、威嚇射撃が優先です。これらの銃は、中心街にある登山グッズ店の隅っこで販売されていました。町のショッピングエリアで銃を購入できるなんて、驚きです。

レストランやスーパーマーケットなど、多くの建物の入口には、銃を所持して入場することを禁止する標識が。過去に銃による犯罪が発生したことはないそうです。白夜だったせいでしょうか、夜中でも安全な感じがしました。

本物のホッキョクグマを見ることはできまんでしたが、ホッキョクグマのイラスト等は町のあちこちで見ることができます。訪れた際は、インスタ映えしそうな可愛いホッキョクグマを見つけてください。

ぬいぐるみですが、ホッキョクグマなので冷蔵庫で売られています。冷蔵庫のスイッチは入っていません。

ちなみに、ホッキョクグマとシロクマの違いをご存知ですか?実はシロクマと言われる熊の正式名称がホッキョクグマなので、違いなんてないのです

ホッキョクグマをもっと詳しく知りたくなったら、最北の博物館「Svalbard Museum」がおすすめ。この博物館の目玉である「剥製のホッキョクグマ」を間近で見ることができます。限りなく本物に近い、その迫力に圧倒されます。他にもホッキョクグマの生態や人間との関わり、更にはスヴァールバル諸島の歴史や出来事が展示されています。

このホッキョクグマは、2005年3月に何回かの威嚇射撃にも関わらず接近してきたため、止むを得ず射撃されたオスのホッキョクグマ。

野生のホッキョクグマを見たいという方は、ツアーがたくさんあるので運が良ければ見ることができるかもしれません。
また、この地には「Polar bear joke(ホッキョクグマジョーク)」と言うものがいくつも存在しています。訪れる前に学んでおきましょう。


スヴァールバルでは死ぬことが違法!?ニートも違法!?

1918から1919年にかけて全世界的にスペインかぜ(インフルエンザ)が大流行しました。感染者5億人、死者5,000万~1億人と言われています。ロングイェールビーンでもスペインかぜが流行りましたが、極寒のため、土葬された死体の中でウイルスが生き続けたそうです。このことから、パンデミックを引き起こすウイルスを後世に残さないよう、この地では死ぬことが違法であるとネット上で言われるようになりました。

この真偽をスヴァールバルの役所や現地の方に聞いてみたところ、「もしそうだとしたら、死体をどのように処理すると思いますか?」と言われてしまい、確かに矛盾していることに気づかされました。
死ぬことが違法ではない」ことが分かりましたが、スヴァールバル諸島にはこれに関連する特有の事情がありました。

①亡くなってもスヴァールバル諸島で土葬することができない

これは、スヴァールバル諸島独特の気候にも関連しています。厳しい寒さの影響で、土葬しても遺体が分解されない、あるいは腐敗しにくいことから、感染症などのウイルスが死体の中でも残り、再感染することを恐れた政府は土葬を許可しないことを決めました。

火葬場が存在しないスヴァールバル諸島では、ノルウェー本土にて火葬された後、スヴァールバル諸島で埋葬されます。

②スヴァールバル諸島の医療事情

スヴァールバル諸島には病院が1つしかなく、1人の医師と数人の看護師しかいないと現地の方から聞きました。出産の際には、医療機器などが十分ではないことから、ノルウェー本土で出産するのが普通とのこと。

出産以外も同様に、スヴァールバル諸島で対応できない場合は、ノルウェー本土の病院にて対応しています。

このような事情もあり、死を迎える時はスヴァールバル諸島ではなく必然的にノルウェー本土で迎える場合が多いように思いました。
これら2つの事実から、死ぬことが違法であるという間違った事実に繋がってしまったのではないかと推測します。死ぬことが違法ではなく、複数の事情のためノルウェー本土で死を迎えるケースが多く、火葬された後にスヴァールバル諸島で埋葬されたいケースが少ないのではないでしょうか。

「ニートも違法」ですが、仕事がなければ、ここに住むことはできません。失業者はすぐに強制送還されます。但し、退職者や職に就いていない人は、自分自身をサポートするのに十分な手段があることを証明できれば退去を免れますので、お金をたくさん持っているニートに限り、違法にはならないようです。

【参考】

Is It Illegal to Die in Longyearbyen, Norway?

A Harsh Climate Calls for Banishment of the Needy


◆日本人なら簡単に永住&商売をすることができるのか

日本は、スヴァールバル条約の加盟国の1つです。条約加盟国の国民はビザ査証なしでスヴァールバル諸島に住むことができ、商売をしたり、バイトをすることが可能なはず。スーパーマーケットの前では子供達が露店を開いていました。

日本人の永住と商売について詳細を確かめるために、役所に行って「我々が寿司レストランをオープンすることができるか?」を聞いてきました。

中に入り事情を説明すると、相談できる個別の部屋へ案内してもらいました。

まず、スヴァールバル諸島での永住について。条約加盟国民であればノルウェー国民と同じ平等な居住権を有しているので、ビザなしで永住可能とのことです。しかし、冬の寒さが非常に厳しいので長期的に住む人は少なく、平均すると約4年でこの土地を離れてしまうそうです。ノルウェー本土と比べると収入が低くなる傾向があり、「お金を稼ぐ事以外の魅力を感じる」や「ノルウェー本土と比べて様々なことが整備されていないので、やりがいがある」等の理由を持つ人々が、ここの生活に向いているようです。

続いて商売。こちらも永住同様、条約加盟国民の日本人は労働許可証なしで、寿司レストランをオープンすることができます。スヴァールバル諸島でビジネス(この場合寿司レストラン)を始めるにあたって1番難しいのは、場所の確保。ロングイェールビーンでビジネスをするエリアは、想像以上に限られているそうです。これを乗り越えさえすれば、問題ないとのことでした。

ちなみに、「求人は、Facebooknav.noのサイトで探すといいよ」とアドバイスしてもらいました。
なかなか出ませんが、短期間のバイト募集もあるそうです。以前募集していた「迫り来るホッキョクグマを発見したら周囲に知らせる監視員のバイト」なんて、タイミングが合えばチャレンジしてみたいですね。

 

https://www.facebook.com/groups/1880619582227141/

 

https://www.nav.no/

 

スヴァールバル諸島で生活するにあたって直面する最大の課題は、厳しい気候に適応することです。「島の真の住民であるホッキョクグマの単なるゲスト」、つまりスヴァールバル諸島の住民になりたいなら、スヴァールバル諸島の役所にお問い合わせください。親切な人間が対応してくれますよ。


◆スヴァールバル出会った「世界最北の〇〇」

①世界最北のゴーストタウン「ピラミデン」

スピッツベルゲン島にあるピラミデンは、1910年にスウェーデンが発見。1927年に旧ソ連に売られ、炭鉱の採掘が盛んな町でした。炭鉱は1998年に閉鎖され、町全体が廃墟に。
現在もロシアの企業「Trust Arktikugol」が所有する、人気のゴーストタウンです。インフラは整備され、ホテルもありました。この船に乗って、ゴーストタウンツアーに出発です。

船の乗務員とガイドの方。

ゴーストタウンだけでなく、氷河や切り立った崖も見ることができるツアーの航路。

船の中も意外とスペースがあり、万が一船酔いすることがあったりホッキョクグマが襲ってきても問題なさそうです。

冬は海が凍結しているので、スノーモービルでもピラミデンに行くことができるそうです。Nordenskiöldbreen氷河や、鳥の巣がたくさんある崖などを見ながら、ゴーストタウンに向かいます

8月は巣作りの季節。幸運なことに、パフィン(ニシツノメドリ)など、様々な鳥を見ることができました。

漂流する氷の上に1匹のアザラシを発見。

ズームしてみます。遠いですが、少し動いているのを確認しました。つまり、ここにホッキョクグマがいてもおかしくないということです。

このツアーには、クジラ肉のバーベキューランチと氷河の氷が入ったウイスキーがついています。

氷河の氷が入ったウイスキーを氷河の前で飲めるなんて!期待に胸を膨らませてウイスキーを待っていると、船員2名が何やら底が網状になった物を海に投げ込みました。なんと、船の傍に流れてきた流氷をキャッチするのです。1度目は失敗、2度目で見事キャッチ。氷は現地調達だったのです!周りの景色に見惚れてあまり気にしてなかったのですが、海はちょっと汚いですね。

キャッチした流氷を甲板で船員が砕いてくれます。

長い年月をかけてできた、歴史を感じる氷です。

流氷が漂っていた海の色は少し気になりますが、いつもより美味しく感じたのは言うまでもありません。流氷はいつも流れてくるわけではなく、流れてきてもキャッチに失敗することもあって、このツアーに参加したら必ず流氷入りウイスキーが飲める保証はありませんので、ご注意ください。

ロングイェールビーンから2~3時間ほどかけてスピッツベルゲン島に到着。ここからはロシア人ガイドに交代です。ピラミデンの歴史や当時の人々の生活をわかりやすく説明してくれます。

ピラミデンには、パリやロンドンという名前がついているアパートメント、プールやスポーツ施設、学校、音楽ホールを含む文化センター、住民のための食堂施設、食料を蓄えておくための倉庫など様々な建物が存在しています。町として栄えていたことが、よくわかりました。当時ここで働いていた人々は、政府からの手厚いサポートなどもあり、住宅や食事に関しては無料でサポートされていたそうです。

世界最北にあるレーニン像。ガイドの説明によると、このレーニン像はロシアにはよくあるタイプ(量産型)とのこと。

レーニン像の背後にある文化センターでは、かつて図書館だった場所が部分的に改修されて、お土産ショップや小さなカフェになっています。

ピラミデンにはロシア産ウォッカなどもありましたが、ロシア人にとってピラミデンは馴染みのない場所で、知らない人がまだ多いとのことでした。ただ、ロシアにとっては歴史的にも意味がある場所なので、近年では観光としてくる人も増えているそうです。

「ピラミデン=廃墟の町」というイメージを持っていましたが、町の中心部分はしっかりと改修されており、あまり廃墟という印象はありません。むしろロシアの当時のものがほとんどありのままに残っていたことが
印象的でした。ちょっと離れた炭鉱場のところは、いかにも廃墟な雰囲気。行きたかったのですが、このガイドツアーには含まれていませんでした。

複数ある建物の中で、なぜかこのアパートメントのみが鳥の住居にされています。「なんで、この建物を選んだのかしら?」とガイドも首をかしげていました。鳥の鳴き声がひっきりなしに聞こえます。

②世界最北の寿司屋に行ってみたら・・・

スヴァールバル諸島にある寿司屋。それはつまり「世界最北の寿司屋」になるので行ってきました。
寿司レストランの名前は、「NUGA Sushi & Noodles」。北極圏に近い海の魚達、身が引き締まったブリブリな魚に違いありません。

場所は「Hotel Svalbard The Vault」の中にありました。

メニューから「KYOTO」を注文。

盛り付けの段階で、すでにロールが少し崩れていましたが、サーモンは予想以上に美味しい!お米は日本のお米と比べなければ、問題ありません。
ヨーロッパのお寿司は、フルーツが入っていたり、アレンジしてあることも多いのですが、こちらはシンプルなところが良かったです。

メニューを見ると、ラーメンもありました。チキンラーメンを注文。ここは世界最北のお寿司屋です。

スープが日本のラーメンと比べると少し薄いものの、ラーメンと言える味です。麺も美味しいのですが、やや柔らかく中華麺っぽいような印象。カリカリに揚げたチキンが入った創作風ラーメンです。ブロッコリーも入っていました。

餃子もあったので注文しました。

餃子は、私たちが知っている餃子の味とかけ離れていました。皮はパリパリしているのですが、味付けは甘い。ちょっと変わったスヴァールバル餃子として、食べる方がいいかもしれません。
世界最北のお寿司屋「NUGA Sushi & Noodles」は、「世界最北のラーメン屋」でもありました。

③その他「世界最北の〜」シリーズ

  • 「世界最北のドローン禁止エリア」。ロングイェールビーンは、ほとんどが禁止エリアなので、スヴァールバル諸島でドローンを飛ばすのは難しそうです。

 

  • 「世界最北の旅行者向けインフォメーションセンター」。ロングイェールビーンを安全に楽しむなら、ツアーに参加することをおすすめします。我々ももここでピラミデンへ行くツアーを予約しました。

 

  • 「世界最北の郵便局の私書箱」。たくさんの私書箱がありました。

 

  • 「世界最北の博物館」、North Pole Expedition Museumです。北極点を目指した当時の人物や状況がかなり詳しく説明されています。当時、北極点に到達することが、いかに大変でかつロマン溢れるものであったのか、伝わってきます。


◆スヴァールバル諸島いろいろ

①ロングイェールビーンのシティマップで、行きたい場所をある程度把握しておくと便利です。端から端まで歩くと1時間くらいかかると思います。

 

②ピラミデンをはじめロングイェールビーンから離れた町に行く場合に利用できる船のツアー案内です。

 

③スーパーマーケットには、寿司を作るための「Sushi Kit」を売っていました。

 

④町の中心にある炭坑夫の像。現地の人は、これを目印にハチ公前のような感覚で待ち合わせしたりするのでしょうか。

 

⑤Svalbard Buss og Taxi会社提供「地元の運転手のガイド付き、ロングイェールビーン周辺を巡る2時間タクシーツアー」に参加しました。
ロングイェールビーンから10分ほど行った丘の上からの景色です。

ガチョウのような鳥の群れとも遭遇しました。

こちらは、世界種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)。現在は周辺を工事中のため、近寄ることがでませんでした。あと少しで工事が完了する模様。

町の近くでは、野生のトナカイにかなりの確率で遭遇できることはびっくりしました。天敵がいないそうです。

犬ぞり用の犬達が生活している施設です。冬の本番に備え、体調を整えます。

ベテランガイドのタクシー運転手さん、ありがとうございます!

 

⑥お寿司やラーメンではなく、スヴァールバル諸島ならではのローカル料理が食べたい場合は、ロングイェールビーンにあるGruvelageretをおすすめします。

ディナーはコースメニューのみ。ユニークで拘りのある料理ばかりでした。
左がトナカイとマッシュルームソースのマッシュルームラビオリのようなもの(LOCAL MUSHROOMRAVIOLI WITH WINTERDRIED SVALBARD REINDEER AND MUSHROOM SAUCE)で、右がタラバガニソース
と焼きビーツの北極イワナ(ARCTIC CHAR WITH KING CRAB SAUCE AND BAKED BEETROOT)です。


◆現地でのSIM購入&速度調査~スヴァールバル諸島編~

スヴァールバル空港には、売店らしきものを1つも見つけることができなかったので、SIMカードも空港では手に入れることができませんでした。

スーパーマーケットにも旅行用のプリペイド方式のSIMカードを探しましたが、なかなか見つからず、今回は「GlocalMe」を使用しました。ロングイェールビーン周辺であれば、問題なく使えます。fast.comにて速度を測定してみると、想定以上の速度結果となりました。最北だからこそ、インターネットというのは、貴重な連絡手段(または暇つぶし)であったりするのかもしれません。


◆幻のドメイン「.sj」とノルウェーのドメイン「.no」

ノルウェー領スヴァールバル諸島に割り当てられている国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)は、「.sj」です。しかし、ルートサーバに登録されているものの、レジストリの方針により使用されておりません。なので、「.sj」は誰も使うことができないドメインなのです。ロンググイェールビーンの町では「.sj」の代わりに、ノルウェーの国別コードトップレベルドメイン「.no」が多く使われていました。

  • スヴァールバルのBar。Svalbardにうまくかけているところがいいですね。(http://www.svalbar.no/

  • レストランKROA 季節によっては、アザラシステーキが食べられます。ウェイトレスのお姉さんは、2019年2月からスヴァールバルで生活しているそうです。(https://www.kroa-svalbard.no/

 

世界最北の町という秘境に臨むつもりでしたが、8月は少し肌寒いだけで、ヨーロッパに住むお年寄りの避暑地でもあります。
厳しい気候を体感できる冬にも来てみたい、スヴァールバル諸島でした。


今回のドメイン島巡りで行った場所をまとめると、以下のような感じです。

 

■スヴァールバル諸島までのアクセスはこちら

■「.no」ドメインの詳細や申し込みはこちら