高級リゾートビーチで乗馬したり南半球最大のヒンドゥー教寺院やゴルフ愛好家なら一度は行きたい場所に行ってフィジーの魅力を探ってみた

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フィジーは、メラネシア系、ポリネシア系、インド系など多様な民族が共存する多文化社会。公用語は英語とフィジー語、ヒンディー語が話されています。フィジーの人々は非常に親しみやすく、「BULA(ブラ)」(こんにちは)という挨拶は、フィジーのホスピタリティを象徴しています。今回、我々は首都のスバではなく、観光と国際交流の拠点として発展しているナンディを調査しました。フィジーに割り当てられているccTLD(国別コードトップレベルドメイン)は「.fj」です。

◆フィジーはどこにあるのか?

フィジーはオセアニア地域に属し、オーストラリアやニュージーランドの北東に位置する島国で、約330の島々で構成されています。主要な近隣国としては、バヌアツトンガサモアがあります。使用されている通貨はフィジードル(1フィジードル=約68円※)です。
※2024年7月時点

= 目次 =

◆朝晩は涼しい7月のナンディ

◆南半球最大のヒンドゥー教寺院とかっこいい改造車

◆外貨両替は街中の方がお得

◆ナンディを散策

◆ゴルフ愛好家なら一度は行きたい場所から高級リゾートが立ち並ぶデナラウ島へ

◆和食レストランで鉄板焼きを堪能~フィジーの食事事情~

◆街で見かけた.fjドメイン

◆現地SIM速度調査~フィジー編~

 


◆朝晩は涼しい7月のナンディ

成田空港から直行便で約9時間、ビチレブ島にあるナンディ国際空港に到着しました。

入国審査待ちの列に並びます。列を仕切るベルトパーテーションに見慣れたデザインがありますね。

やはり日本の国旗でした。「日本の人達からの寄贈」と書かれています。フィジーと日本は、1970年のフィジー独立と同時に国交を樹立し、以来、良好な関係を築いています。日本はフィジーに対し、教育、保健、インフラ整備など多岐にわたる分野で経済協力を行っているのです。

空港内で、アメリカドルからフィジードルへ両替します。混んでいますね。

両替を終え、その場を立ち去ろうとした時にパスポートを返してもらっていないことに気がつき、すぐに返してもらいました。男性スタッフは1人で対応していたので、大変そうでした。空港を出て、まずは宿泊先へ向かいます。

エアポート・エース・ホテル」に到着。ナンディ国際空港から車で約5分のところにあります。滞在中、日中は暑くても朝晩はとても涼しく、最低気温は19℃まで下がりました。ナンディでは7月は乾季にあたり、比較的過ごしやすい気候が続きます。

全40室の冷房完備の客室があり、電子レンジ、冷蔵庫や専用バスルーム、薄型テレビが備わっています。敷地内に喫煙所もありました。無料Wi-Fiも利用可。室内はとてもきれいでした。

スタッフの皆さんはとてもフレンドリーで、会うたびに「BULA」と挨拶してくれます。気さくな男性スタッフの一人に東京から来たことを伝えると、「僕は東京に“サトウ”という友達がいるんだよ!知ってる?」と嬉しそうに聞かれました。


◆南半球最大のヒンドゥー教寺院とかっこいい改造車

南半球最大のヒンドゥー教寺院と言われるスリ・シヴァ・スブラマニヤ・スワミ寺院に行ってみましょう。“南半球最大”の理由は、南半球におけるヒンドゥー教徒の人口が北半球と比較して少なく、大規模な寺院の数も限られているためです。寺院らしき建物が見えてきました。

ホテルから車で約15分、到着です。寺院はインド国外では珍しいドラヴィダ建築様式を採用しており、カラフルで精巧な彫刻や装飾が特徴的です。拝観料は5フィジードル(約340円)。

寺院内に入る際は、肩や膝を覆う服装が求められます。適切な服装をしていない場合、入口でサロン(腰巻き)を借りることができます。靴も脱がなければなりません。寺院内での写真撮影は禁止。外観の撮影はOKです。

寺院内はあまり見るところがなく、10分ほどで見学は終了。入口まで戻ってくると、車の安全祈願のようなセレモニーが行われていました。

寺院を出ると、若者たちが賑わっているところに、かっこいい改造車がありました。日本ではあまり見かけないタイプです。

シザーズドアに改造したホンダの車。ルーフにはメッセージボードのようなものが置いてあります。こちらも日本では見たことがありません。

フィジーには電車は走っていません。しかし、レールを見かけることがありました。これは、サトウキビを輸送するために使われる列車用です。


◆外貨両替は街中の方がお得

スリ・シヴァ・スブラマニヤ・スワミ寺院から300mのところに、ナンディ市場があります。地元の食材が集まる市場で、色とりどりのトロピカルフルーツや新鮮な野菜、香辛料が並びます。

場内は広く、たくさんのお店があって活気にあふれていました。

生姜は1皿2フィジードル(約136円)。市場内に価格競争はありません。同じ商品はどの売り場でも同じ価格で売っています。

カヴァ粉です。カヴァ粉は、南太平洋のポリネシア諸島に自生するコショウ科の植物「カヴァ」の根を乾燥させて粉末にしたもの。水で溶かして飲むノンアルコール飲料として、ポリネシア諸島では古くから愛飲されてきました不安を和らげるなどの効果があると言われていますが、健康への安全性の問題から日本ではサプリメントや食品として販売することはできません。

市場のそばに「SINGAPORE EXCHANGE」を発見。現金が足りなくなりそうなので、両替します。

米100ドルをフィジードルに交換したところ、約213フィジードル(レート:0.46856)でした。空港では、手数料約4フィジードルも引かれて約205フィジードル(レート:0.47780)だったので、ナンディ市街で両替した方がお得ですね。

両替を終えた我々が向かったのは、ナンディ市場から歩いて5分のハンドクラフトマーケットです。

手作りの工芸品、ウッドカービング、伝統的な布「マシ」といったユニークなアイテムが揃っていました。敷地内には15店舗くらいありました。


◆ナンディを散策

ナンディ市内のクイーンズ・ロードを散策。道路沿いに商業施設やレストラン、マーケットなどが立ち並び、地元の人々や観光客で賑わうエリアです。「BULA SEVENS Restaurant」で昼食を食べることにしました。

揚げ物とチャーハンを食べました。残念ながら味付けは微妙でした。

バリアートのヘアカタログが並ぶ理髪店。ナンディではバリアートがトレンドなのでしょうか。

お土産屋さんで見つけた木彫りの置き物。「見ざる聞かざる言わざる」かと思いきや、「見ざる聞かざる聞かざる」なので、店員さんに「これは何ですか?」と聞いたところ「わからない」とのことでした。

街中や郊外でも、小さいヒンドゥー教寺院をよく見かけました。

喫煙所で加熱式タバコを吸っていると、「それなに?」と現地の人から何度か話しかけられました。加熱式タバコの使い方を説明すると「へー!そうなんだ!」と驚いていました。スティックを挿すのが珍しいそうです。

フィジーには「FIJI CABS」というUberのようなタクシーアプリがあります。試しにダウンロードしてみましたが、使えませんでした。

ナンディでタクシーに困ることはありません。空港にもたくさん待機しているし、ホテル等でお願いすれば、タクシーは来てくれます。また、青色のナンバープレートで「ND○○」と書かれているタクシーが安全と言われています。

日本の路上教習車を使っているタクシーも走っています。

フィジーの美しいビーチのひとつ、ワイロアロアビーチにサンセットを見に行きました。あいにくの空模様でしたが、ローカル感があって、のんびりとした雰囲気でリラックスできました。


◆ゴルフ愛好家なら一度は行きたい場所から高級リゾートが立ち並ぶデナラウ島へ

ヒルトン、マリオット、シェラトンなどの豪華な高級リゾートホテルが立ち並ぶデナラウ島に行ってみることにしました。向かう道中に信号機はほぼありません。その代わりに速度超過を防ぐためのバンプがたくさんあります。

サトウキビ畑が多く、そばには線路があります。サトウキビ運搬用のシャトルトロッコを発見。

タクシー運転手さんのおすすめで、「ナタドラ・ベイ・チャンピオンシップ・ゴルフコース」に立ち寄ります。ちなみにゴルフを表すドメインは「.golf」です。

全18ホールのうち15ホールが太平洋の美しい景観を望むレイアウトとなっており、コバルトブルーの太平洋と美しいサンゴ礁を眺めながらプレイできます。コースの美しさと挑戦的なレイアウトが高く評価されていることから、ゴルフ愛好家にとって一度は訪れたい場所として知られています。

クラブハウス内にあるショップの品揃えも充実していました。クラブのレンタルもできます。

ゴルフ場から約1時間、デナラウ島の入口に到着しました。デナラウ島はビチレブ島にあるリゾートエリアの名称で、独立した島ではありません。

目的地のナタドラビーチです。高級リゾートホテルが集まっているだけあって、ゴミがまったくありません。

タクシー運転手さんに勧められるがまま、マッサージを受けることになりました。施術を受ける小屋はビーチにあります。

頭、首、腰、足など気になるところを予め伝えると、重点的にマッサージしてくれます。約30分で120フィジードル(約8,160円)。

マッサージをしてもらってスッキリした我々は、乗馬にチャレンジすることにしました。ナタドラビーチは、美しい海だけではなく乗馬も魅力の1つなのです。

スタッフの男性、あるいは男の子が先導する馬に乗って、波打ち際を歩きます。歩く速度はゆっくり。波の音を聞きなら馬に乗るなんて、非日常体験でした。約20分で30フィジードル(約2,040円)。

乗馬を楽しんだ後、シェラトンフィジーリゾートにある「マインドフライト7」に行ってみました。

マインドフライト7は、フィジー初のバーチャルリアリティ(VR)体験施設で、レーシングシミュレーターなどを楽しむことができます。ゲームセンターのような雰囲気を想像していましたが、がらんとしていました。

ホテル内にはカップケーキ、果物等のフリーフードコーナーもあって、宿泊者以外も食べられます。

デナラウ島のマリーナはフィジーの主要な港であり、ここから多くのフェリーやクルーズ船が出航しています。

行先は主にママヌザ諸島やヤサワ諸島などの離島です。


 ◆和食レストランで鉄板焼きを堪能~フィジーの食事事情~

Burger King

夕飯前、どうしても小腹が空いてしまい、バーガーキングへ。

チキンナゲット6ピース(7.95フィジードル、約540円)と水(3.95フィジードル、約269円)を注文しました。

大黒レストラン

道路から入口の階段を降りると、すぐに着きます。

日本家屋風の店内には、田主誠氏の版画が飾ってありました。

メニューには日本語も書かれています。

フィジーゴールド(7フィジードル、約480円)で乾杯します。

鉄板焼きコースの「ダイコク・スペシャル」(75フィジードル、約5,100円)と「ジャパニーズ・ディライト」(49.50フィジードル、約3,370円)を注文。お肉や海老を目の前で焼いてくれます。

アボカドロール(15.50フィジードル、約1,050円)と天ぷらも美味しかったです。

お店の前にかわいい犬がいました。野良犬のようです。

触りたくなりますが、噛みつくのでそっと見るだけにしましょう。

渤海シーフードレストラン(BOHAI SEAFOOD RESTAURANT)

タクシーの運転手さんから、本格的な中華料理と新鮮なシーフードを提供するレストランを教えてもらいました。

店内は中華風。ランチ時で少し混んでいました。

注文したのは、チャーハン(16.50フィジードル、約1,120円)。

水餃子(16.50フィジードル、約1,120円)。

からっと揚げた海老(22フィジードル、約1,500円)。

ヤシ蟹(180フィジードル/1kg、約12,250円)。

牛肉のオイスターソース炒め(38フィジードル、約2,600円)。どの料理もとても美味しかったです!


 ◆街で見かけた.fjドメイン

自動車部品やアクセサリーを取り扱う「Nadi Spares and Accessories」のメールアドレスに「com.fj」が使われています。

冷凍、冷蔵機器や電気関連製品の卸売を専門とする「Islands Refrigeration & Electrical Wholesalers Pte Ltd」 の公式ウェブサイトに使われています。


 ◆現地SIM速度調査~フィジー編~

ナンディの市街地で計測。速度は6.24Mbpsでした。海外に行く予定のある方は「最強の海外用eSIMはコレだ!海外用Wi-Fiはやめておくべきこれだけの理由」を参考にしてください。


■今回訪れた場所

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