南太平洋に浮かぶ6つの大きな島と、約1,000の火山島や珊瑚島で構成されているソロモン諸島。日本から訪れる観光客は年間わずか300人以下で、日本人にあまり知られていない島国です。しかし、第二次世界大戦の激戦地となったことにより日本とは深い歴史的関係にあります。我々は首都であるホニアラを中心に、第二次世界大戦に関係する場所や行ったら独立記念日だったので出席した式典、マネレ首相を囲むパーティー会場、地元の人たちも楽しむカジノ、とても美味しい和食レストランなどを訪れ、ガダルカナル島の魅力を探ってきました。ソロモン諸島に割り当てられているccTLD(国別コードトップレベルドメイン)は「.sb」です。
◆ソロモン諸島はどこにあるのか?
ソロモン諸島はパプアニューギニアの東側、オーストラリアから見ると北東約1,800kmに位置しています。太平洋島しょ国では国土面積が2番目に広く、人口は3番目に多い約74万人(2023年、世界銀行調べ)。イギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国です。使用されている通貨はSBDドル(ソロモン諸島ドル、1SBDドル=約19円※)です。※2024年7月現在
= 目次 =
◆日本人スタッフが常駐するキタノホテル
◆できたての民芸品に出会えるアートギャラリー
◆太平洋で最も高い50メートルの旗竿がある広場
◆地図に載っていない、916名が戦死した一木支隊奮戦之地に辿り着く~第二次世界大戦の慰霊碑を巡る~
◆首相官邸のある敷地に侵入して知った翌日の独立記念式典に急遽参加
◆国立博物館、高校バスケの試合、カジノ、なんでも揃う市場~ホニアラを散策~
◆数少ない和食レストランが美味しい~ソロモン諸島の食事事情~
◆街で見かけた.sbドメイン
◆現地SIM速度調査~ソロモン諸島編~
◆日本人スタッフが常駐するキタノホテル
フィジーからソロモン諸島へ向かいます。午前8時15分発のソロモン航空703便に搭乗するので、午前6時前にナンディ国際空港近辺のホテルを出ました。朝焼けが綺麗です。
ナンディ国際空港に到着。早朝にもかかわらず、チェックインカウンターは混んでいました。
フィジーから約3時間のフライトで、ガダルカナル島にあるホニアラ国際空港に到着。
空港内にはソロモン諸島を紹介する絵が飾られています。“ソロモン”と聞くと、「艦これ(艦隊これくしょん)の任務、新編「三川艦隊」ソロモン方面へ!」や「機動戦士ガンダム」に登場する架空の宇宙要塞を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。国名の由来は、16世紀末に来航したスペイン人の探検家メンダーニャが、探検の根拠地ペルーに帰還後、古代イスラエル王国のソロモン王の島を発見したと吹聴したため、この名が定着しました。
到着ロビーには三菱電機のエアコンが使われていました。
「ホニアラ国際空港改善プロジェクトにおいて、日本国民からの無償資金協力を受けました。日本とソロモン諸島の友好と協力の証。」と記された2023年に作られたパネル。出発ロビーの入口付近にありました。
空港内で1か所しかない外貨両替所でソロモンドルに換えて外に出ると、我々が宿泊する「ソロモン・キタノ・メンダナ・ホテル」(以下、キタノホテル)の無料送迎ワゴン車が今まさに出発するところだったので、急いで乗せてもらいます。
空港から車で約20分。キタノホテルに到着です。1980年初頭よりソロモン諸島政府の委託で水産業関係の建設事業を請け負っていた北野建設が、経営不振に陥っていた国営ホテルを引き継ぐ形で1989年11月に開業しました。
ホテルには日本人スタッフが常駐していますが、我々は滞在中に会うことができませんでした。
◆できたての民芸品に出会えるアートギャラリー
調査開始です。ホテルから近いアートギャラリーに行ってみることにしました。色鮮やかな洋服を売っている露店が4~5店並んでいます。
露店を通り過ぎたら到着しました。ナショナル・アート・ギャラリー(National Art Gallery)です。入場無料。ホテルから徒歩3分でした。
端から見ていきましょう。Tシャツ、帽子、アクセサリーを売っているお店。
かなり薄手のTシャツも。他には民芸品を販売するお店がありました。
更に進みます。ここまでは先ほどの露店の延長みたいでしたが、ようやくアートギャラリー感がでてきます。実際に絵を描いている人もいました。展示されている作品はすべて購入できます。
木彫りの作品を制作中の男性。とても素敵な作品ですね。値札がついていないので、いくらなのかわかりません。
販売価格を聞いてみると、17,000SBドル(約32万円)でした。値札が付いていない作品の購入は交渉次第です。
◆太平洋で最も高い50メートルの旗竿がある広場
ホニアラの西側を東西に横断する目抜き通り、メンダナ通りを西へ歩きます。「TOURIS SOLOMONS」は、リクエストに沿ってソロモン諸島の旅行をサポートしてくれます。旅行の際は利用してみたいです。
スマートフォン関連商品、ヘッドフォン、スピーカーの販売や修理のお店。
コモンウェルス通りを左へ行くと、ソロモン諸島の島々へ行く島間フェリーが発着する埠頭に到着。ホテルから歩いて10分くらいです。
埠頭にはソロモンスカウト&コーストウォッチャーズ(Solomon Scouts & Coastwatchers Monument)があります。第二次世界大戦中の地元の沿岸監視員や偵察兵を称える記念碑です。彼らは1943年8月に日本軍の駆逐艦によって沈没した船に乗っていたジョン・F・ケネディ大統領の救出に尽力したことでも知られています。
ソロモンスカウト&コーストウォッチャーズのほぼ向かいにあるのは、ユニティスクエア(Unity Square)。ソロモン諸島の独立42周年を記念して、ソロモンポート社によって建設された広場です。
小さな広場内にはソロモン諸島各州を代表する文化的なトーテムが設置されています。
この小さな広場には、太平洋で最も高い 50 メートルの旗竿と、長さ 15 メートル、幅 7.5 メートル、重さ 25 キロのソロモン諸島の国旗が掲げられており、それを囲むようにソロモン諸島の 9 つの州の旗が掲げられていました。2020年7月6日に行われた広場のオープニングセレモニーには当時のソロモン諸島首相のマナセ・ソガバレ氏、同諸島の9つの州を代表する州首相も参加しました。
◆地図に載っていない、916名が戦死した一木支隊奮戦之地に辿り着く~第二次世界大戦の慰霊碑を巡る~
ソロモン諸島は第二次世界大戦で激戦が繰り広げられた場所です。なかでもガダルカナル島での「ガダルカナルの戦い」において、日本軍は半年間で約2万2千人の戦死者、餓死者を出しました。ガダルカナル島には多くの日本人戦没者慰霊碑があります。我々は川口清健少将率いる川口支隊の慰霊碑(Japanese Kawaguchi Brigade Memorial)を訪問することにしました。キタノホテルからは車で20分程度です。
キタノホテルでチャーターしたタクシーで向かいます。とてもフレンドリーな運転手さんは、「これは中国の企業が建設中の病院。完成したらホニアラで一番高い建物になるよ」と教えてくれました。
時速は常に30km以下。後続車がどんどん追い抜いていきますが、安全第一ですね。
運転手さんは川口支隊の慰霊碑に初めて行くため、私のGoogle マップを何度も確認していました。場所が近づいてくると、車を一旦止めて近隣の人にも確認。慎重です。
道が舗装されていないエリアに入りました。周りには民家が数軒あります。
Googleマップ上に道はありません。悪路のため時速10kmくらいで、ただひたすら走ります。
入口のような場所が見えてきました。
すると民家から男性が2人出てきました。この男性たちに確認すると、慰霊碑はこの先にあるとのこと。
裸足の少年が案内してくれます。小石の多い舗装されていない道を元気よく走って行きますが、まったく痛くなさそうです。ちなみに、ガダルカナル島には裸足の人が結構います。
採石場に入ってしまいました。こんなところに慰霊碑はあるのでしょうか。車を止めて外に出ます。
慰霊碑を見つけました。しかし、川口支隊の慰霊碑ではありません。「一木支隊奮戦之地」と記された記念碑でした。Googleマップの表記が誤っていたのです。一木支隊とは一木清直陸軍少尉が916名を統率した先遣隊。この地で戦死した一木支隊を弔う記念碑です。ホテルからは車で40分かかりました。
それにしても、なぜ採石場の中に記念碑があるのでしょうか。調べたところ、2023年8月までは採石場ではなく草木が生い茂る土地でした。
一木支隊奮戦之地
米軍の手に陥ちた飛行場を奪回しようと前進してきた一木支隊と、それを守る海兵師団の戦闘が行われた地域です。そばにイル川がありアリゲータークリークと呼ばれていました。右は支隊が全滅したとされる時間に撮影した同付近の写真です。遠くに米軍が布陣した森林の前縁が見えます。 pic.twitter.com/bAdYchFGmv— 関口高史 元防衛大学校准教授 (@parsifa18401874) August 21, 2023
しかし、2019年にこの辺りの土地を買収した中国の企業が、2023年9月以降に工事を開始したようです。採石場から出る準備をしていると、男性が近づいてきて運転手以外のドメイン探検隊3名に、入場料もしくは拝観料として1人100SBドル(約1,900円)の支払いを求められたので合計300SBドル(約5,700円)を支払いました。領収書は発行されません。
帰国後も気になっていたので、改めて一木支隊奮戦之地をGoogleマップで調べましたが、登録されている場所は見つかりません。また、驚いたことに誤って「Japanese Kawaguchi Brigade Memorial(川口支隊の慰霊碑)」に登録されていた場所、つまり我々が訪れた一木支隊奮戦之地の記念碑には何も登録が無い場所になっているのです。「Japanese Kawaguchi Brigade Memorial」をGoogleマップ上で検索すると、該当場所はヒットしませんでした。Googleマップから消えただけならいいのですが、記念碑が取り壊されてしまったのではないか?と心配です。(2024年8月8日現在)
なお、川口支隊の慰霊碑はキタノホテルから徒歩3分の「Allied War Memorial Honiara」にありました。Googleマップ上の「Allied War Memorial Honiara」に川口支隊の慰霊碑の情報は載っていません。
敷地には柵が設けられていたため、中には入りませんでした。
一木支隊奮戦之地を後にして10分ほど車で走ったところに、戦車の残骸を発見しました。ここは不発弾があるので危険、不法侵入は罰せられる旨の警告が書いてあります。警告を発しているRSIPF-EODとは、Royal Solomon Islands Police Force(ソロモン諸島警察)のEOD(爆発物処理)チーム。
この地域はヘルズポイントと呼ばれており、不発弾が多く残っています。
次の目的地、ソロモン平和慰霊公苑(Solomon Peace Memorial Park)に到着しました。
受付で訪問者名簿に名前を書いて入場料50SBドル(約950円)を支払います。
1980年10月、大成建設株式会社の工事によってアウステン山の山麓に建立されました。
同慰霊公苑はガダルカナル島における代表的慰霊の地となり、遺骨収集の際の焼骨式、慰霊巡拝などでの慰霊祭が執り行われています。
鉄底海峡(Ironbottom Sound)を見渡すことができます。
次に向かったのはガダルカナル記念碑(Guadalcanal American Memorial)です。
入場無料。受付で訪問者名簿に名前を書きます。
ガダルカナル記念碑も、第二次世界大戦の記念碑です。1942年8月7日から1943年2月9日までのガダルカナル島の戦いで命を落としたアメリカ人とその同盟国を追悼することを目的とし、レッドビーチ上陸作戦50周年を記念して、1992年8月7日に献納されました。
米軍が日本軍の船や飛行機に与えたダメージについて書かれています。アメリカとその同盟国の破壊された船の名前等が刻まれている記念碑もありました。
この記念碑は、スカイウェイ・ドライブ沿いのアメリカ軍が最初に占領した小高い丘の上に建っています。
ホニアラ国際空港に隣接していたのは、メモリアルガーデン(Solomon Islands Memorial Garden)。入場無料です。
第二次世界大戦の戦没者の名前が彫られた石ごとに、カリラの木が植えられています。木の数は500本。
◆首相官邸のある敷地に侵入して知った翌日の独立記念式典に急遽参加
夕食を食べにレストランへ向かう途中、間違って首相官邸と内閣府(Office Of The Prime Minister And Cabinet)の敷地に入り込んでいました。
「ちょっと待って!」と男性職員2人に声をかけられたので、事情を説明するとレストランに近い道へ出られるゲートの鍵を開けてくれるとのこと。鍵が開くまで話をしていると、本日7月7日はソロモン諸島の46回目の独立記念日で、翌日は国立競技場で記念式典が開催されることを教えてもらいました。国民以外でも参加できるそうなので、我々も参加することを決めました。
別の男性職員がわざわざ鍵を開けに来てくれました。記念式典出席のため、翌朝早くから任務に就くのに申し訳ありません。お詫びに日本から持参したお菓子「TOKYO CARAMEL NUTS」を差し上げました。
翌朝、ジャーマイア・マネレ首相が正午頃に我々の宿泊するキタノホテルへ来られる情報をキャッチしました。我々は昼食を取りにキタノホテルに戻ることを目標に、午前9時過ぎにチャーターしたタクシーで国立競技場へ向かいました。独立記念日を報じる7月8日朝のニュースです。
政府要人を乗せた車が前後を護衛されながら会場へ向かっていきます。
ソロモン諸島国立競技場(National Stadium)に到着しました。
入口の手荷物検査を通過すると、1人1本の水とジュースが渡されます。熱中症対策でしょうか。
ジュースは3種類の中から選べます。
会場はお祭りムード。ソロモン諸島の国旗を顔にペイントした人を多く見かけました。
お母さんは背中に国旗を挿しています。
日本の国旗がプリントされているポロシャツを着た女性。
10,000席ある競技場は、マルチスポーツイベントの2023パシフィックゲームズ(正式には第17回パシフィックゲームズ、一般にはソル2023またはホニアラ2023)のメイン会場として建設されました。2021年5月に着工し、2023年5月に完成予定でした。しかし、 COVID-19パンデミックや工事中に第二次世界大戦の不発弾が発見されたことにより建設が遅れ、完成したスタジアムの公式引き渡しは2023年9月14日に行われました。
炎天下の式典なので、体調を崩して退場する人が数名いました。
飽きちゃったかな?子供には退屈かもしれません。
街中を走っていた独立記念日を祝う車。
独立記念日の式典に立ち会えるなんて、素晴らしい体験でした。キタノホテルへ戻ります。
戻ってきました。今朝までの様子とは異なり、厳重な警備体制を敷いています。
レストラン「キャピタナ」付近の警備が超厳重です。どうやらマネレ首相はこの中にいるようです。
首相に一目お会いしたく、レストランへ入ろうとしたところSPに制止されました。招待客のみが入室を許可されていると説明してくれました。お騒がせしました。
マネレ首相を乗せたと思われる車がキタノホテルを出発しました。残念ながら首相をお見掛けすることもできませんでした。
◆国立博物館、高校バスケの試合、カジノ、なんでも揃う市場~ホニアラを散策~
キタノホテルの目の前に国立博物館があります。写真のメンダナ通りに面した側には入口はありません。
オフィスビル「Anthony Saru Building」のある脇道を通って反対側に行きます。タクシーの運転手さん曰く、現状においてホニアラで最も高い建物(6階建て)だそうです。
政府機関のオフィスも入っています。
反対側に出ると、ハイビスカス通りに面した博物館の入口がありました。開館時間は月曜日から金曜日までの8:30~16:30。入場無料。
1969年設立の博物館は、ソロモン諸島の文化遺産と歴史を網羅しています。
開館して間もない8時30分過ぎに行ったせいか、資料館はすべて閉まっていました。
スタッフも着いたばかりのようで、ゆっくりと準備しています。
お土産屋も閉まっていました。開館してすぐの時間帯は避けた方が良いかもしれません。待っていると時間がかかりそうなので、博物館を出ることにします。
ソロモン・アイランズ国立大学のパナティーナ・キャンパス(Solomon Islands National University – Panatina Campus)を発見。同大学は2013年に設立されました。ビジネスおよび観光学部、科学技術学部、看護・医学・健康科学学部、農学・水産・林業学部、教育・人文科学部の5つの学部があります。
こちらはサウス・パシフィック大学(The University of the South Pacific)のソロモン諸島キャンパスです。同大学は1968年にフィジーのスバのラウカラ湾地域に設立され、ソロモン諸島以外にもクック諸島、キリバス、マーシャル諸島、ナウル、ニウエ、サモア、トケラウ、トンガ、ツバル、バヌアツにキャンパスがあります。
サウス・パシフィック大学を出てすぐの建物から大歓声が聞こえてきます。中を覗き込む学生たち。何が行われているのでしょうか?気になるので入ってみましょう。
1人10SBドル(約190円)を支払って中に入ると「アドバンスト・テクノロジーズ・リミテッド高校バスケットボール大会」(HSBC24)の試合中でした。試合はオレンジのテナル(Tenaru)高校とグリーンのバーンズクリーク・コミュニティ(Burns Creek Community)高校の対決。
得点が入ると熱狂的な大歓声に包まれていました。
会場を後にした我々は散策を続けます。ホニアラを歩いているとよく見かける「Australian Aid」の看板。日本だけでなく、オーストラリアもソロモン諸島に援助を行っており、この看板には「オーストラリアはインフラにおけるナンバワンのパートナーであり、2019年からハピ諸島の全州のインフラに50億SBドル(約950億円)以上を投資してきました」と書かれています。気になったのは「nambawan」。正しくは「number one」では、と思いましたが、バヌアツの公用語のひとつであるビスラマ語の「nambawan」は「素晴らしい」を意味するそうなので、「素晴らしいパートナー」を表しているのかもしれません。
ホテル「コーラル・シー・リゾート&カジノ」(Coral Sea Resort & Casino)のカジノに行ってみることにしました。
当カジノにおける注意事項。帽子はNG。ガムも噛んではいけません。
スロットはコイン式ではなくカード式のため、100SBドル(約1,900円)で名前入りのデポジットカードを作ります。
カウンターを正面に見て右と左に入口があります。まず右側のRED KOI ROOMから行ってみましょう。
ルーレットを楽しむ男性たち。こちらはレートが高いVIPルームでした。もう一つの部屋に移動します。
移動した左側の部屋の方が人は多く、地元の男性ばかりのようです。
常連の男性に教えてもらいながらスロットを打ちます。
ブラックジャックにもチャレンジ。1人軍資金200SBドル(約3,800円)で30分以上楽しめて、少しだけ勝つことができました。
続いて訪れたのは、地元で一番有名な市場のホニアラ・セントラル・マーケット(Honiara Central Market)。日曜日のお休み以外は6時半から18時までオープンしています。人が多いのでスリに注意です。
座礁した船がありました。
大きな屋根付きのスぺースでは、野菜や果物が豊富に取り揃えられています。
藁もありました。
タロイモとパイナップル。ちなみに国際連合食糧農業機関(FAO)のデータベース(2002年)によると、さつまいもの年間1人当たりの消費量は世界全体で11.8kgに対して、ソロモン諸島は173.6kgで断トツの世界一位だそうです。
洋服は女性に人気でした。
大きな魚でも、そのまま持って帰ります。ちょっと引きずってますね。
市場から帰る人たち。地元の人は明るい人が多い印象です。カメラを向けたら手を振ってくれました。
今回チャーターしたタクシーの運転手さん。7時間で600SBドル(約11,400円)でした。
◆数少ない和食レストランが美味しい~ソロモン諸島の食事事情~
・パーム・シュガー(Palm Sugar)
お店のコンセプトは、ホニアラで最も新しいカフェスタイルのカジュアル ダイニング レストラン。西洋料理、アジア料理、ファーストフードなど、さまざまな料理を提供しています。ナショナル・アート・ギャラリーの敷地内にあります。
フライドチキンとフライドポテトがセットになったKFCスタイル(70SBドル、約1,330円)を注文。
KFCスタイル以外にも、ピザ2切れ(35SBドル、約665円)、レモングリーンティー(12SBドル、約228円)。
ココナッツジュース(10SBドル、約190円)、以上を注文しました。
美味しそうなケーキもたくさんありました。
・テンカイスシカフェ(Tenkai Sushi Café)
首相官邸と内閣府の敷地を通り抜けてまで行ったレストランです。ラーメン、チキンカツ、お好み焼き、イカゲソ、天麩羅、たこ焼き、揚げ出し豆腐などなど、和食が充実しているレストランです。
注文したのはFish Cakes & Fish Soup Noodle(108SBドル、約2,052円)。
抹茶ざるそば(76SBドル、約1,444円)。
たこ焼き(6個入り、68SBドル、1,292円)。
茶碗蒸し(68SBドル、約1,292円)でした。どれも凄く美味しかったです!
敷地内ににあった空のペットボトルを被せたもの。どんな意味があるのか店員さんに尋ねたところ、「わからないわ」と速攻で答えてくれました。
・白梅(Hakubai)
キタノホテルの1階にあります。こちらも和食メニューが充実していました。
朝食はビュッフェスタイルです。
朝食には和食はありません。
お昼に食べたのは豪華なベントーボックス(210SBドル、約3,990円)。
親子丼(120SBドル、約2,280円)。
暑かったので、ソロモン醸造株式会社のビール「SolBrew」を飲みました。すっきりしてて飲みやすい!
・キャピタナ(Capitana)
夜は白梅の正面にあるキャピタナに行きました。その日はお昼にマネレ首相が訪れていたので、首相と同じメニューを注文したかったのですが、この夜はキャピタナの料理はお休みで、白梅のメニューのみ提供可能とのこと。残念!
注文したのは肉と海鮮の定食。
カレーライス。
デザートに頼みたかった抹茶バスクチーズケーキは、キャピタナのメニューのため食べられませんでした。
代わりにバナナスムージーを注文。他にも雑炊とビールを注文して合計で560SBドル(約10,640円)でした。どれも白梅の料理でしたが、すべて美味しくいただきました!
◆街で見かけた.sbドメイン
ソロモン諸島に割り当てられている国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)は、「.sb」です。ホニアラでは多く見ることができました。こちらはレンタカー会社。
不動産会社。
ホニアラの通信事業者、Our Telekom。
ソロモン諸島電力庁(SIEA)が国営企業として運営しているソロモンパワー。
現地SIM速度調査~ソロモン諸島編~
eSIMのUbigiを利用しました。ソロモン諸島国立競技場測定したところ、1.16Mbpsでした。
キタノホテルのWi-Fiは9.8Mbpsでした。海外に行く予定のある方は「最強の海外用eSIMはコレだ!海外用Wi-Fiはやめておくべきこれだけの理由」を参考にしてください。