新婚旅行でモルディブに行っても気づかなそうなことを現地調査

新婚旅行や海外ウェディングで常に人気のモルディブと言えば、エメラルドグリーンの海、水上コテージ、クルージング、シュノーケリングなどなど、カップルやマリンスポーツ好きな方々に愛されている国です。カップルでもマリンスポーツ好きでもないドメイン探検隊がモルディブを現地調査しました。今回訪れたモルディブに割り当てられているccTLDは、「.com.mv」です。

 

◆モルディブはどこにあるのか?
モルディブ共和国は、スリランカ南西のインド洋に浮かぶ26の環礁や約1,200の島々で構成されており、そのうち約200が有人島です。正式名称はディベヒ語で、ދިވެހި ރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ(ディヴェヒ・ラーッジェーゲ・ジュムフーリッヤー)。

 

= 目次 =

◆予約なしでエアタクシーに乗れるのか?

◆モルディブのカツオ節

◆不法就労、医師不足・・・日本大使館でいろいろ聞きました

◆首都マレを助ける人工島

◆国立博物館で買った警察官のかっこいいポストカード

◆モルディブの食事事情

◆SIM速度調査

◆ミロ配送専用トラック~モルディブいろいろ~

 


◆予約なしでエアタクシーに乗れるのか?

モルディブでは、「1島につき1高級リゾート」という場所が多くあり、これらに宿泊する場合は国際空港がある首都マレから高速ボート、またはエアタクシー(水上飛行機)で移動することになります。エアタクシーに乗れるのは、目的地となる島のリゾート施設の宿泊客とフォトフライトのみ。フォトフライトとは、上空からの写真撮影のみを目的とした遊覧飛行プラン。どこの島にも降りることはできません。我々ドメイン探検隊は高級リゾートに泊っていないし、フォトフライトの予約もしていませんが、どうしてもエアタクシーに乗りたいので、チャレンジしてみることにしました。

実は事前に日本から、エアタクシー会社のモルディビアンと、トランスモルディビアンエアウェイズへフォトフライトの予約についてメールで問い合わせをしましたが、回答を得ることはできなかったので、カウンターで直接交渉します。

午前9時、マレ国際空港の到着ゲートを出たところで、エアタクシーのカウンターを探します。

離島のリゾート施設やレストランの受付カウンターがたくさんあります。

モルディブ初のアイススケートリンクを作ったジュメイラホテルズの受付もありました。

2019年11月にモルディブ初となるエアタクシーの定期便運行を発表した”マンタエアー”がありました。しかし、職員が誰1人いません。ここは諦めましょう。

モルディヴィアンを発見。さっそく「リゾートに宿泊する訳ではないのですが、搭乗できますか?」と聞いてみたところ「できません」と、やっぱりお断りされてしまいました。フォトフライトについて聞いてみると、「貸切のフォトフライトなら可能です」と即答。肝心のお値段を聞くと「1フライト、10万円です」。あまりにも高額で驚きましたが、お願いすることにしました。

ちなみに、同社公式サイトのドメイン「.aero」は、航空業界のメンバー以外は使用できないドメインです。

「それでは、今日中に乗れるように手配するので、13時に戻って来てください」という指示を受けます。13時までまだ時間があるので、トランスモルディヴィアンエアウェイズのカウンターへ。モルディヴィアンと同様の質問をしましたが、同じく即答でお断りされてしまいます。こちらもフォトフライトならOK、でも本日の運航はなし。翌日以降に空きがあればとのことで断念しました。

トランスモルディヴィアンエアウェイズのパイロットは、裸足で操縦するそうです。

エアタクシーには、時刻表が基本的に存在せず、各リゾートやその宿泊者からの依頼を受けてスケジュールを組み立てているようでした。ラブワゴンぽい車を見たりしながら時間が経つのを待ちます。

13時少し前に、モルディヴィアン航空のカウンターへ戻ります。午前中に話をした男性スタッフが不在のため、他のスタッフに「フォトフライトの搭乗予約をしたのですが」と切り出すと、「フォトフライトの便は、もう出発しましたよ」という答えが返って来ました。。。我々が聞き間違えたのか、、、航空会社スタッフ間の伝達ミスなのか、、、はっきりしているのは、我々はエアタクシーに乗ることができない、ということです。

搭乗時の支払いだったので金銭的な損害はありません。モルディブでフォトフライトができたら、かなりラッキーなのかもしれません。


◆モルディブのカツオ節

「日本のカツオ節の製法はモルディブが起源」という説があります。モルディブのカツオ節とは・・・?実際に見て確かめましょう。首都マレにある魚市場に向かいます。

随分と塗装がはがれているのか、個性的なデザインのか。よく見るとタクシーでした。

大統領専用の船着場があったので立ち寄ります。

係留しているこの船、地元のおじさん曰く「これは大統領の船ではないよ」。

「大統領専用はあっちだよ」と別の地元の方が教えてくれた先には、停泊中2隻の船(A555とA558)がありました。係留していた船のクラスと変わらないようにも見えます。

その2隻を挟む2隻の沿岸警備隊の船。手前の船名は”イスカンダル (ISKANDHAR)”。
もう1隻は”ヌールアディーン(NOOR ADHEEN)”と書かれていました。宇宙戦艦ヤマトは関係ないようです。

歩いていると、地面から青いパイプが出ているのをよく見かけました。工事現場などから出る下水を排出するパイプだそうです。

パイプの出口は海でした。

魚市場に到着しました。青い看板には、目立つように何か書かれています。しかし、ターナ文字で書かれているので、何を意味するのかさっぱりわかりません。ターナ文字とは、モルディブの公用語であるディベヒ語の表記として用いられています。

新鮮なカツオがずらっと並んでいます。

奥ではマグロ(キハダマグロ)を解体していました。マグロのような大きな魚は、購入者の希望に合わせて捌いて売っています。

魚を捌いた時に出る大量の“あら”は、魚市場内に置かれたバケツに貯めてられ、ある程度 一杯になったら目の前の海に撒いています。その様子が見たいので少し待ちました。

どこからともなく海鳥がやってくると、海面には無数のエイが。どうやら彼らはあらが撒かれる時間を知っているようです。

程なくして魚市場の人が“あら入りバケツ”を持って登場。一気に海へ撒きます。鯉の入れ食いのような状態を想像していたのですが、海鳥もエイもそれほど寄ってきません。

新婚旅行でモルディブに訪れたカップルが見ないであろう‟あら撒き“イベントに立ち会えたのは良いのですが、カツオ節が見当たりません。魚市場と道を挟んで隣り合っている青果市場に行ってみます。

多くの人とバナナで賑わっています。

ありました。カツオ節です。現地では“モルディブ・フィッシュ”と呼ばれていて、古くから料理に使われています。

魚の種類は分かりませんが、こちらもカツオ節の一種。試食させてもらうと、見た目よりも硬くない!ジャーキーのような食感。しかし、強烈な匂いが立ち込めていました。


◆不法就労、医師不足・・・日本大使館でいろいろ聞きました

モルディブのことをもっと知りたくて、在モルディブ日本大使館とJICA(独立行政法人国際協力機構)を訪ねました。まずは、大使館です。男性スタッフにご対応頂き、モルディブのあまり知られていないこと、今問題となっていること等を教えてもらいました。

 

・外国人オーナーの独立や開業はできない
イスラム教のモルディブには、法人税や所得税がありません。しかし、タックスヘイブン(租税回避地)ではないのです。支社(支店)であれば問題はないので、日本の企業も進出しています。ちなみに、モルディブは外国人に永住権を与えていません。

 

・世界一と言われる人口密度と医師不足
人口密集によって都市部の渋滞がひどい。東西約2.5キロ、南北約1.5キロの首都マレには、モルディブの総人口の3分の1から4分の1にあたる13万人あまりが暮らしており、その人口密度は世界一とも言われています。また、モルディブには医学部のある大学がありません。医師を志す場合、海外の大学で医学を学びます。マレには医師が少なく、適切な手術や処置を行っているのか不安視されていますが、高級リゾートホテルには専属の医師がいます。

 

・不法滞在者による不法就労
2019年10月より、不法に滞在する外国人労働者をガロル国立競技場に集めて、不法滞在外国人労働者の登録を受け付けています。そう言えば、我々が同競技場を訪れた時、試合中でも無いのに観客席にはちらほらと人がいました。

参考 在モルディブ日本国大使館

 

・フェリーでの盗難被害
大きな荷物については船員が運んでくれますが、 この際に荷物の中身を取られたなどの盗難被害が発生しています。国際空港への移動にはタクシーも利用できますが、有料フェリーでの移動が一般的です。チケットは1人あたり3ドル。貴重品は手荷物に入れるようにして、気をつけてください。

続いて訪問したJICAでは、赴任したばかりの女性スタッフにお話を伺いました。モルディブでは他の国のようにシニアが活躍できる環境ではないこと、イスラム教地域は制限されることが多いので住みやすいとは言いづらい、というお話が印象に残りました。

ちなみに、魚市場のあら撒きイベントは日本大使館で聞きました。日本大使館の男性スタッフは、「家族には、モルディブというイメージがあってか‟優雅に仕事をしている“と思われています。確かに、オフィスからウミガメやイルカをたまに見ることはありますが、人が凄く多くて優雅な環境とは言えませんよ」と教えてくれました。突然の訪問にもかかわらず、親切に対応してくれた在モルディブ日本大使館及びJICAのスタッフの皆様、ありがとうございます。


◆首都マレを助ける人工島

人口密度世界一とも言われるマレ島の人口圧力を軽減するために造成されたフルマーレ島は、モルディブの北マーレ環礁の南に位置する人工島です。マレと比べると近代的で色鮮やかな建物が目立ちました。

プレスクールの表門に、在籍していると思われる生徒の名簿が掲示してありました。日本では考えられないですね。

正午前に“マスジッド・ハマッド・ビン・カリーファ・アル=タニ”というモスクで、お祈りが行われていました。モスク周辺を歩く人も足を止めて祈りをささげるのかと思いきや、そのような人はいませんでした。


◆国立博物館で買った警察官のかっこいいポストカード

モルディブ博物館は、モルディブの歴史が学べる博物館として、首都マレのスルタンパーク内にあります。

入館料は大人1人で100ルフィヤ(約700円)。さらに館内で写真撮影する場合は、10ルフィヤ(約70円)を追加で支払います。撮影代を払っても、フラッシュを使用した撮影は禁止です。荷物を入れるためのロッカーは、無料で貸してくれます。

展示室は2階まであります。まずは1階から。館内は広く、モルディブで発掘されたサンゴの石で出来た小箱などが展示されています。

その中には現代的なものも。モルディブで使われた最初の電話のうちの2機。

「モルディブで最初に使われたコンピュータシステムのCPU」。年代を感じさせるサイズです。

国立博物館の1コーナーとして切手収集博物館もありました。

お土産コーナーでは現在発行されている切手を購入することもできます。

さらに奥へ進むと、警察官(マネキン)が現れました。]

なんと、ここからは警察博物館のコーナーがスタート。モルディブの警察の歴史を展示。

もちろん、お産コーナーもります。目を奪われたのは、警察官のポストカードでした。

上は「話し合う警察官たち」。下は「拳銃を携えて部屋の様子を伺う警察官」と思いきや、「ドアノブに付着した指紋を採取する警察官」でした。こんなかっこいいポストカードには中々出会えないので、速攻で購入。キャップも買えば良かったと後悔しました。

2階に上がります。

鯨の骨や象牙、船の模型等が並ぶ中、モルディブの有名なバンド「オリンピアンズ」が使用した楽器が展示されていました。

YAMAHA「YC-20」(ステージピアノ)

YAMAHA「BE-200」(ベースアンプのヘッド)

ELK「VIKING 60」(ギターアンプのヘッド)


◆モルディブの食事事情

歩き疲れたので、カフェで一休みします。お店の名前はハイウェイコーヒーショップ(Highway Coffee Shop)。

落ち着いた色合いで統一された店内。注文を受けてから作るスタイルです。

コーヒーはデフォルトでミルクが入っていました。もう一品は、アイスジンジャーレモンティーです。

モルディブに限ったことではありませんが、イスラム教の信仰地域では飲酒や酒類販売が禁止されています。スーパーではモヒートなどが売っていましたが、すべてノンアルコール。

「ホテルならばビールを飲めるかもしれない」と思いましたが、滞在したマレのホテルでもアルコールは取り扱っていませんでした。こちらも、ノンアルコールのビール(3.2ドル)。

フルマーレで見つけたお寿司屋さん、その店名はずばり「Oishi」。ラーメンと巻き寿司を注文します。お店の名前のとおり、美味しいのでしょうか?

チキンラーメン(185MVR)

巻き寿司のカリフォルニア(150MVR)

巻き寿司のゴールドラッシュ(180MVR)

どの料理も美味しく頂きました。デザートは、「チョコレート・ミソ・ラヴァ・ケーキ」を注文(80MVR)。フォンダンショコラに味噌が入っていて、上にバニラアイスとベリーソースをかかっています。「ラヴァ(lava)」は溶岩のこと。 こちらも美味しかったです。

ローカルフードを食べに「ディドゥーホテル(カフェ)」(Dhidhoo hotel (Cafe))へ。
地元民の利用者が多いお店。店内は窓が開放されていて空調も効いていません。しかし、我々は冷房の効いた個室に案内してもらいました。VIP扱いです。外国人だからかもしれません。

モルディブの朝ごはんの定番であるマスフニのモーニングを注文。マスフニとは、ディベヒ語で「マス」は魚、「フニ」はココナッツを意味します。

これがマスフニ。ソーセージを挟んで2つに分けられていますが、微妙に味が違います。片方はマグロ、もう片方はカツオの味。マスフニをロシに包んで食べます。美味しい!

玉ねぎを使ったケーキと、どら焼きの皮を半分に畳んだようなデザートも注文しました。見た目通りの‟自然な甘さ“を堪能。最後に会計を済ますと、ちゃんと‟VIPチャージ”が含まれていました。

 

もう一軒、ローカルフードが食べられるお店「ベルアミービストロ」(Belle Amie Bistro)に行きます。ここでは、家庭料理のガルディアを注文。

メニューには載っていませんが、オーダーをすれば作ってくれます。お店によって味が異なるとは思いますが、意外に酸っぱい。トムヤムクンの「辛さと海老抜き」のような味わいです。カツオの出汁もそこまで感じません。薄味でした。


◆現地でのSIM購入&速度調査~モルディブ編~

今回は、オレドー(Ooredoo)とディラーグ(Dhiraagu)のSIMカードを試しました。マレ国際空港内で購入できます。

どちらも15ドルで4GB(期限7日間)のプラン。 ディラーグはドメイン「.mv」のレジストリでもあり、日本で言えばNTTぐらいの規模を誇る企業です。速度は25Mbpsでした。

カタールに本社を置くオレドーのSIMの速度は14Mbpsでした。


◆ミロ配送専用トラック~モルディブいろいろ~

セントビンセントのドメイン.vc」のレジストリを訪問したように、街を散策しながら「.mv」のレジストリへ向かいます。

モルディブで聞く「バックします、ご注意ください」。ツバル(.tv)でも耳にしました。

トラックにうず高く積まれているのは、すべて“ミロ(MILO)”。ミロだけを運ぶ、ミロ専用トラックです。日本のテレビCMでは「スポーツをする子供たち」がイメージとして使われているため「子供の飲み物」のイメージが強いかもしれません。しかし、中南米やアジア(特に東アジア、東南アジア地域)では、成人にも好まれているとのこと。確かに、モルディブでもよく見かけました。

日本語で話しかけてくるモルディブ人が増えてきたと思ってたら、目に飛び込んできたのは「竹中直人さんのお店」!しかし、俳優の竹中直人さんとは全く関係のないお土産屋さんでした。店名の由来は、この店のオーナーが竹中直人さんに似ているからとの噂があります。

こちらの「ナルト君のお店」も日本人向けのお土産屋さん。この近辺では、我々が歩いていると、無理やりついてきては勝手にガイドを始める人が大勢いました。ガイドを聞いてしまうとお金を請求されますので、ご注意ください。

お相撲さんが満面の笑みでPRしているのは、塗料のリーディングカンパニー ”Nippon Paint(日本ペイント株式会社)”。「シンガポールで最も支持されている塗料ブランド」と書かれています。

工具屋や、ペンキなどの塗料を売っているお店が多かったです。

スポーツブランドショップかと思いきや、とてもお洒落に作業服やヘルメットなどが売っていたお店。

トンガでは模造品でしたが、モルディブでは正真正銘のミカサのバレーボールが売られていました。インド洋地域では、1976年に国際オリンピック委員会に認定された“インド洋諸島ゲームズ (Indian Ocean Island Games)”と呼ばれるスポーツ大会が開催されています。競技種目はバレーボールや柔道、卓球など。2019年の大会では、女子卓球(団体)においてモルディブが金メダルを獲得。地元紙では「歴史的な勝利」と報じられました。2023年に行われる大会では、モルディブがホストを務めることが決定しています。

島内ではバイクを運転する際に、ヘルメットの着用義務はないようです。

街中で見つけたモルディブのドメイン「.mv」と「.com.mv」です。

.mv」は、オンラインの登録ができないことや維持にコストがかかることを理由に、政府や大企業の利用に限られています。政府や大企業以外は、「.com.mv」や「.net.mv」を利用する傾向にあります。

さて、地図を見ると「.mv」のレジストリに到着のはずですが、それらしい建物はなく、そこにあったのは大統領官邸(ムーレアージェ、Muleeaage)でした。残念ながらレジストリの住所(19 Medhuziyaaraiy Magu Male 20-02 Maldives)を見つけることはできませんでしたが、思いもよらない形で観光スポットに辿り着きました。

”つづく”という日本語が書かれたTシャツを来ている男性を発見。下には「To Be Continued!!!」と書かれているので、意味は間違っていないことを伝えると、笑顔で撮影に応じてくれました。ドメイン島巡りも、まだまだ続きます。

 


■今回訪れた場所

 

■ モルディブまでのアクセスはこちら

■「.com.mv」ドメインの詳細はこちら

彫刻を海に沈めたら、観光名所になってサンゴも育った!海底美術館は人と魚を嬉しくすることがよくわかる、グレナダのレポート

片道40時間をかけてツバルにも行ってしまうドメイン島巡り、第14回目はグレナダを訪れました。ccTLD(国別コードトップレベルドメイン) は”GOOD”などの意味でも使われている「.gd」です。なお、本文内のドル表記は、一部を除いて東カリブ・ドル(EC$)となります。※1EC$=40.96円

◆グレナダ、どこにある?

カリブ海の小アンティル諸島南部にある島国。本土の他に、グレナダ領グレナディーン諸島、カリアク島やプティト・マルティニーク島などの島々を領有しています。また、イギリス連邦に加盟する英連邦王国の1つです。

= 目次 =

◆ちゃんとグレナダに到着

◆滝壺に飛び込んで稼ぐ男

◆食べ過ぎると幻覚症状を引き起こすナツメグを食べる

◆グレナダ寿司のスペシャルメニュー

◆世界一美しいと勘違いされるビーチ

◆彫刻を海に沈めると人も魚も嬉しい

◆現地でのSIM購入方法&速度調査 ~グレナダ編~

◆街で見かけた「.gd」

◆「ミツバチ泥棒に懸賞金100ドル」、「空港内で気をつけた方がよいお店」
~グレナダいろいろ~


◆ちゃんとグレナダに到着

ブリティッシュエアウェイズでロンドンからスペインのグラナダに行こうとした乗客が、手違いでカリブ海のグレナダ島に向かってしまうハプニングが相次いだことがありました。我々は、ブリティッシュエアウェイズでセントルシアからグレナダに向かいましたが、セントルシアからグラナダへの直行便は出ていないので、問題無くグレナダに到着です。


◆滝壺に飛び込んで稼ぐ男

首都セントジョージから車で約10分の場所にある、アナンデールの滝に向かいます。通路は舗装されていて歩きやすいです。

アナンデールの滝の入口に到着。入場料5.35ドル(約220円)を払おうと受付の人を探しましたが、誰もいません。訪問したのは、多くの観光客が来るであろう日曜日。島内を案内してくれるタクシードライバーの「今日は無料だよ」の言葉を信じて、入場します。

敷地内で、スパイスだけで作ったネックレスを売るお姉さん。日本では見たことのないネックレスです。

こちらがアナンデールの滝。透き通った綺麗な水です。

滝口から少し離れた所に1人の男性を発見。

この滝を管理している人かと思いきや、なんと突然、約10mの高さから滝壺へ飛び込んでしまいました!

状況が掴めずに呆然としていると、男性が我々のそばにやってきました。話を聞くと、滝壺に飛び込むパフォーマンスをしてチップをもらっているそうです。この後も、登っては飛び込むを繰り返していました。チップを渡すと、両手でサムズアップ。とても喜んでくれました。

タクシーが次に案内してくれた場所は、スポーツバー。お店は閉まっています。
どうやらスポーツバーを見せたいのではなく、バーの裏にある植物園を見せたくて立ち寄ってくれました。

ハーブティーなどでお馴染みのレモングラスや立派なパパイヤ。

よく見ると、足元は砂利ではなくナツメグの殻が敷き詰められていました。

スポーツバーの向かいにあったお店。お店は小さいのですが、看板には「運命のスパイスショップ」と書かれています。

チョコレートやココアの原材であるカカオ。中に見えるのは種子で、これらがカカオ豆です。グレナダのカカオの品種は、アマゾンカラバシージョとベネズエラ由来のクリオロの交配種と言われ、日本でもチョコレート通に人気があります。お土産として、チョコレートが販売されていました。

移動中、タクシードライバーが「見ろよ!100万ドルのビューだ!」と言って、わざわざ止まって見せてくれた景色。とても良い景色ですが、夜に見たら100万ドルなのかもしれません。


◆食べ過ぎると幻覚症状を引き起こすナツメグを食べる

グレナダは別名”スパイス島(スパイス・アイランド)”と呼ばれています。香辛料として有名なナツメグの生産が特に盛んで、その生産量は世界第6位。国旗の左側にもナツメグの実が描かれています。

和名では「ニクズク」と呼ばれるナツメグは、コショウ、シナモン、クローブと並ぶ四大香辛料の1つで、消化促進や発汗作用、貧血の予防などに効果があるとされています。ナツメグの本場でナツメグを食べてみました。まずは、ナツメグを使った本格料理が食べられるレストラン、「ザ ナツメグ」。

店員さんに、ナツメグが入った料理はどれかと聞いてみると「全部だよ!」という頼もしい答えが。このお店を選んで良かったです。

ナツメグは入っていませんが、まずはご当地ビール”Carib Premium”と”STAG”ビールを注文。どちらもラガーで飲みやすい。ともに6ドル(約240円)。落ち着いた雰囲気の店内から、セントジョージズの港が見えます。

海外では、瓶ビールはコップに注がず、そのまま飲む機会が多いのですが、こちらのお店ではキンキンに冷えたジョッキグラスも一緒に出してくれました。日本とのシンパシーを感じます。

鶏もも肉のグリルが運ばれてきました。付け合わせに赤飯のようなお米とソテーされた野菜。ホワイトソースは濃厚ながらも、ナツメグの風味であっさりと食べられます。60ドル(約2,400円)。

こちらは、スパイスアイランドロブスター。ナツメグ以外のスパイスも入ってます。噛むごとにロブスターの味とスパイスの香りが抜けていきます。85ドル(約3,400円)。

続いては、宿泊先の朝食。壁にかかったナツメグの絵画に見られながら、いただきます。

パンにはやっぱりナツメグジャム。スパイシーな香りはありますが、アプリコットのような甘酸っぱい味わいです。

ナツメグの国で食べる料理には、ナツメグが入っているものが多い上、とても美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまいます。ナツメグのヒト経口中毒量は、成人で5~10グラム。呼吸困難、めまい、幻覚、嘔吐などの症状を発症することもあります。通常は24時間以内で回復しますが、2~3日かかるケースもあるそうです。食べ過ぎにはご注意ください。


◆グレナダ寿司のスペシャルメニュー

タックスヘイブンの島として有名なイギリス領ヴァージン諸島でもお寿司を食べましたが、グレナダでもお寿司屋を発見。これは、入らずにいられません。

ライム地区にある”カリブ スシ”。オープンテラスもあり、地元の方や観光客で賑わっています。

お醤油はキッコーマン。箸置きに割り箸。雰囲気は、日本のお寿司屋と変わりません。

暑いので冷たい緑茶を注文。アメリカで激甘な緑茶を飲んだことがありますが、グレナダの緑茶はシュガーレス。ガムシロップとスライスしたレモンも付いてきました。レモンティーのような味わいで、これはこれで良いですね。5ドル(約200円)

お寿司がやってきました。どこの国でも握りのビジュアルは安定しています。新鮮なマグロと白身魚の握り6貫。ヴァージン諸島で食べたお寿司より美味しいです。38ドル(約1,500円)

続いて、「レオスペシャル握り」というメニューが登場。料理長レオさんのお名前がついた、お店イチ押しのスペシャルメニューです。マグロの上にアボカドと天かすが乗った、海外ならではの創作寿司。一瞬、活きがいいお好み焼きのようにも見えます。握りは見えませんが、マグロの下にちゃんと4貫ありました。穴子などに使われる煮詰めがかけられています。32ドル(約1,300円)。

マグロのクリスピーロールは、巻き寿司の上にネギトロと天かすが乗っています。”クリスピー”の 部分は天かすが担っているようです。44ドル(約1,800円)。

スコッチロールはもはや酢飯がなく、スコットランド産のスモークサーモン、アボカトとクリームチーズを薄い卵焼きで巻いた一品。意外にも醤油との相性が良く、お酒のお供にもピッタリです。45ドル(約1,840円)。

この他、白身魚とモッツァレラチーズを巻いて揚げた料理など、お寿司以外のメニューも充実していました。どれもスパイスが程よく効いたアレンジメニューでしたが、美味しくいただきました。


◆世界一美しいと勘違いされるビーチ

CNNが発表している「世界のビーチ100選」で1位に選ばれた場所が、ここグレナダにあるという情報をキャッチ。世界で一番美しいビーチに行ける!

到着したのはマウントシナモンリゾート。リゾート内の庭園を進みます。

綺麗な海が見えて来ました。世界一のビーチが、もう目の前です。

こちらが「世界のビーチ100選」で1位に輝いたグランドアンセです!

No.1に相応しい、水の透明度と砂の白さ。

ビーチにはレストランやバーが並んでいます。

世界一のビーチにあるレストランで食べるポテトフライは格別です。

しかし帰国後、情報を整理している時に我々は気がついてしまいました。「世界のビーチ100選」の1位は、 グレナダの「グランドアンセ」(Grande Anse)ではなく、セーシェル共和国(東アフリカ沖)にある「グランドアンセビーチ」(Grande Anse Beach)だったのです。

なんて紛らわしい名称なんでしょう。グランドアンセは、グランドアンセビーチの呼称だと思っていました。

我々が感動したグレナダのグランドアンセは、1位ではなかったものの、30位にランクインしていました。

実際には世界で30番目に美しいビーチでしたが、ご覧のとおり、世界一と言っても過言ではない美しさです。

グランドアンセ・ビーチ(グレナダ) – Spherical Image – RICOH THETA

グレナダのグランドアンセを、「世界一のビーチ」と紹介している旅行系ブログもありました。お間違いのないようにお気をつけください。


◆彫刻を海に沈めると人も魚も嬉しい

グレナダの人気スポットの一つ、海底美術館。この美術館は、2006年に彫刻家のジェイソン・テイラー氏が

グレナダ政府のサポートのもと、水中彫刻の制作を開始。読んで字のごとく、美術館は海の底にあります。

海底美術館ツアーに参加するため、ダイビングショップ「ダイブグレナダ」に集合。

水着に着替え、ボートで移動します。

猛スピードで海を進むこと約10分。インスラクターからシュノーケルとフィンが手渡され、いよいよ入水です。

彫刻は幾つかの場所に点在しており、ポイントまではインストラクターが誘導してくれます。

海底に横たわっている彫刻。

輪になっている彫刻など。大きな岩に顔だけの彫刻があります。わかりますか?

魚?鳥?を手に持って膝まづく少女の彫刻。

先ほどよりも大人数の彫刻で構成された輪。今にも動き出しそうな迫力があります。

海の中の彫刻を満喫できるツアーは1時間ほどで終了。今回の動画は、全てインストラクターが撮影してくれました。ダイビングが得意ではない方は、お願いしましょう。ツアー参加料金は、シュノーケルなどのレンタル料込みで1人あたり55USドル(約6,100円)。事前に予約することをお勧めします。

陸にある美術館は、建設費用に加え、電気代や修繕費、警備員等の人件費もかかりますが、海底美術館は、彫刻を一度設置したら、あとはそのままで大丈夫です。陸にある美術館と比べたら、維持することは難しくないように思えました。彫刻を海に沈めることによって、観光名所が生まれるさけでなく、サンゴや海綿などの海洋植物が育って魚も喜びます。観光名所を作りたい方は、彫刻を海に沈めることを是非ご検討ください。


◆現地でのSIM購入方法&速度調査 ~グレナダ編~

海外用のWiFiレンタルサービスが増えてきていますが、場所によってはカバーされていない区域もあります。このような場合、現地のSIMを購入するという手段があります。グレナダでポピュラーな通信会社はFLOW。空港にSIMは売っていないので、街で探します。到着した土曜日は夕方までの営業時間に間に合わず、日曜日はどこの店舗も休業。そのため、グレナダでSIMカードを購入できませんでした。

しかし、ショッピングモールに既存のSIMカードにデータ通信容量を追加出来る、専用の販売機がありました。

他の島で購入したFLOWのSIMカードがあったので10ドル(約400円)分を追加。

追加購入が完了した通知メールを受信。しかしながら、繋がらないまま。アクティベーションが必要なのかと思い、専用番号に発信しても何も変わりません。

利用できないまま、料金の状態を確認すると、すでに7.54ドルという表示が。約2.5ドルはどこへ?

接続できないまま悪戦苦闘しているうちに、10ドルを使い切ってしまったので追加購入。しかし、接続することはできませんでした。ちなみに、SIMが使えなくなっても、入れてあればFLOWの空港Wifiは使えます。


◆街で見かけた「.gd」

グレナダのccTLDは「.gd」です。”観光タクシー会社や、ホテルのヨガ教室の看板でドメインを見つけることができました。

「.gd」ドメインのレジストリは、セントビンセント及びグレナディーン諸島などと同じく”NTRC(National Telecommunications Regulatory  Commission)”のグレナダ支部が担当しています。レジストリのオフィスが入る建物に到着。残念ながら日曜日(営業時間外)のため、担当者にお会いできませんでした。

建物の目の前にあるバス停には、NTRCのホームページアドレスと「.gd」が大きく書いてありました。


◆「ミツバチ泥棒に懸賞金100ドル」、「空港内で気をつけた方がよいお店」
~グレナダいろいろ~

日中のセントジョーンズ。ヨーロッパの港町を彷彿とさせる景色です。

蚊に刺されたので、蚊取り線香的を買うために地元のスーパーへ。

さすがスパイス王国。スパイスだらけです。

やっぱり蚊取り線香はありませんでしたが、蚊を駆除する強そうなマットを購入します。

パッケージに偽りはありません。蚊を撃退してくれました。

スーパーの掲示板に、ミツバチ泥棒に懸賞金100ドルのお知らせを発見。早期解決を祈るばかりです。

続いて、ショッピングモール「Spiceland Mall」を散策していると、有名ブランドのコピー商品を売っているお店がありました。

こちらのお店です。一見すると、コピー商品など売って無さそうなお店ですが、くれぐれもご注意ください。

空港内にも、気をつけたいお店がありました。

こちらのお店では、バナナケチャップを1本13ドル(530円)で売っています。

しかし、空港内の別のお店では5.85ドル(240円)。同じ空港内なのに、倍以上の値段で売っていました!ギフトショップ「KALALOO」にはお気をつけください。

 


■ 今回訪れた場所

 

■ グレナダまでのアクセスはこちら

■ .gdドメインの詳細はこちら