君はフォースを感じたことがあるか ー真青のビーチ伝説ー

年齢を重ねると、プレゼントを貰える機会が減っていきます。
幼少期はサンタクロースにお世話になっていましたが、いつしか疎遠に。大きい子どもには厳しい現実です。

さて、“サンタクロース”の語源は、西暦300年頃の教父“セント・ニコラオス”に由来すると言われています。“セント”とは「聖人」を意味しており、彼らの名前は地域や記念日の名称として広く使われています。

例えば、「セント・マーチン」もその1つです。

■セント・マーチンとは
カリブ海のリーワード諸島に浮かぶ島。
1493年11月11日にクリストファー・コロンブスによって発見され、その日が偶然にも“セント・マーチンの日”であったため「サン・マルティン(スペイン語)」と名付けたことが島名の起源だそうです。

現在は、島の半分がフランス領、もう半分がオランダ領という不思議な場所。そのため、それぞれ呼び名が異なります。

・フランス領(語):サン・マルタン
・オランダ領(語):シント・マールテン
※英語表記は「Saint Martin(セント・マーチン)」

こんな映像を見たことがありませんか。

■世界で最も危険なビーチ
セント・マーチンの目玉スポットといえば“マホビーチ”。
ビーチで遊ぶ人々の真上を、飛行機が通過することでお馴染みです。

プリンセス・ジュリアナ国際空港からタクシーで数分。
マホビーチの“Sunset Bar and Grill”に到着しました。

フ●ク船長的なモーガンさんがお出迎え。

店内は陽気な人々で賑わっています。まずは食事を注文。 

ピザのメニュー名は、セント・マーチンに離発着する航空会社名が付けられていました。カリビアン・ジョークの洗礼。

待つこと数分。やってきました、ピザ2枚に特大すぎるナチョス!

さらに、海老カツのサンドイッチ。これだけオーダーして約60ドル(食べきれません)。

なんとかお腹にピザたちを押し込み、ビーチを散策します。

おや、飛行機の到着時刻が書かれたサーフボードを発見しました。
まもなく、オランダ航空機(KLM)が来る時間。

ビーチの見物人もマシマシ。

すると、遠くの空から轟音が聞こえてきました。

キターーーーーーッ! こんな巨大な飛行機が頭上に!! とてつもない強風がくるかと思いましたが、意外とそうでもない!

これは日本では味わえない恐怖と熱狂があります。ぜひとも現地で体感を!ちなみに機内からビーチを見るとこんな感じ。

なお、飛行機によっては強風が来る可能性がありますのでご注意を。

『待ってるわ!』by Sunset Bar and Grill のウェイターさん

マホビーチ – Spherical Image – RICOH THETA

■ハリケーンの痕
マホビーチでの興奮が冷めやらぬうちに、続いて“グレート・ベイ・ビーチ”へ。

“Philipsburg Market Place”には、お土産の露店があり、その鮮やかな色彩に目を奪われてしまいます。

しかし、ビーチはとても静か。人通りも少ないです。

実は、昨年9月に発生したハリケーンによって、セント・マーチンに限らずカリブ海諸島は大きな被害を受けています。

グレート・ベイ・ビーチがあるフィリップスバーグも半壊したままの商店が多く、それによって観光客が減少しているのかもしれません。

カルティエも強風で飛んできた物が当たったのか、ウィンドウに打痕が。

こちらは、ティファニー。商品は撤去され、店内の清掃が行われているようです。

営業中の店舗もありましたが、やはり人通りは多くありません。

日本も震災からの復興途中ではありますが、カリブ海諸島の復興も願うばかりです。

■フォースと共にあれ
引き続きフィリップスバーグを歩いていると、あやしい建物を発見しました。

「Yoda Guy」って、、、、与田さん? 

一歩、また一歩とあやしさを踏みしめながら階段を登ります。

さっそく、ダース・ベイダー卿が戦闘体制でいらっしゃいました。とりあえず敵ではない旨を伝えます。

なんとか室内に入ると、愛くるしい笑顔の男性とマスター・ヨーダが登場。男性のお名前は、ニック・マーレイさん。

お話を聞いてみて驚愕。ニックさんは、スター・ウォーズ旧3部作にて特殊メイクを担当していたのだとか!すごい!!

そう、ここはそんなニックさんが館長を務めている“Yoda Guy Movie Exhibit”という博物館。入館料は10ドル。

スター・ウォーズを始め、数々の映画の資料やコスチュームなどが展示されています。

フィン!「フォースの覚醒」まで網羅。

おっと、サンド・ピープル!

カーボン冷凍されたソロも! 実際に使われたものなのでしょうか。

ところで、ニックさんは旧3部作においてヨーダのパペット制作も行っていたそうです。なるほど、それで“Yoda Guy(意訳:ヨーダの男)”なんですね。

建物の外見とは対象的に、スター・ウォーズのファンならば訪れてほしい素敵な博物館でした。

『フォースと共にあらんことを!』by 受付のお姉さん

■セント・マーチンのクセがすごい

マホビーチでの1枚。「(飛行機の)エンジンからの風で飛ばされるから注意しよう」の看板。最悪は死。

アイスクリームしか売ってくれなそうなマクドナルド。マーケティングのクセ。

サンド・ピープルの上に!剥き出しのエアコン!!世界観のクセ!!!

大音量で音楽をかけ、サンルーフから身を出して踊る男性たち(おそらく旅行者)。地元のタクシー運転手が『あれは、とんでもないクレイジーだ』と言い放つ。大クセ者。

■新たなる希望
セント・マーチンのccTLDは「.sx」です。
本来ならば「.sm(Saint Martin)」で登録されるべきなのですが、すでにサンマリノ共和国が使用しているため、IATA空港コードに合わせた「.sx」が採用されています。

さて、今回は管理会社(レジストリ)への突撃訪問を行いました。
あらかじめ調べた住所へ向かうと、海辺の工事現場に到着。

近辺を探してみると、オフィスらしき場所が。恐る恐る様子を伺ってみると、、ビンゴ!

こちらが「.sx」レジストリの、ルネ・レピーヌさん。『.sxは他のドメインと比べ、まだ多くのドメイン名が登録可能です。今のうちにぜひ取得してください!』とのコメントをいただきました。

ルネさん、突然の訪問にも関わらず、快く向かい入れてくださったことを深く感謝いたします。

確かに、「.sx」は多く使われているccTLDではありません。
そのため、まだ多くのドメイン名を取得することが可能です。そういった意味では、今後需要が増えていくことも考えられ、マホビーチと並びセント・マーチンの収入源になるかもしれません。

ハリケーンによる被害を受けているセント・マーチンにとって、このドメインはいつか「新たなる希望」になることでしょう。

■セント・マーチンまでのアクセスはこちら

■セント・マーチンのドメイン「.sx」はこちら

ドメイン島巡りとは?

.ccや.tvのドメインを使っている人は少ないですが、見たことがある人はたくさんいると思います。
このような、誰でも取れるドメインは、南太平洋やカリブ海の島のドメインであることが多く、実は、海に沈みそうな島の財政をささえていたり、貴重な外貨獲得手段であったりします。

1000種類を超えるドメインを取り扱う株式会社インターリンクが、こういった島のドメイン約50種類に焦点をあて、実際にその島々に行き、どのような島でどういうドメインが提供されているかをレポートしていきます。

 

セント・マーチンへの行き方

ビザの申請は必要ありません。アメリカ、プエルトリコを経由して行く場合、ESTAの申請が必要。パスポートはお忘れなく。
出国の際は、“出国税”を支払う必要があります(5ドル)。

《 空路 》

  • アメリカ を経由してセント・マーチンへ

日本からセント・マーチン島への直行便はなく、アメリカを経由するのが一般的。所要時間33時間~。エコノミーなら往復約171,920円から。

[例]デルタ航空 アトランタ経由

【往路】

デルタ航空 Boeing 777 DL 296
東京
成田国際空港

(NRT)
16:30

12時間 37分
ジョージア州アトランタ
ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港

(ATL)
16:07
デルタ航空 Boeing 737 DL 908
ジョージア州アトランタ
ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港
(ATL)
翌日9:55

3時間 58分
セント・マーチン
プリンセス・ジュリアナ国際空港
(SXM)

翌日13:53

【復路】 

デルタ航空 Boeing 737 DL 919
セント・マーチン
プリンセス・ジュリアナ国際空港

(SXM)
14:55

4時間 35分
ジョージア州アトランタ
ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港

(ATL)
19:30
デルタ航空 Boeing 777 DL 295
ジョージア州アトランタ
ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港
(ATL)
翌日11:48

13時間 47分
東京
成田国際空港
(NRT)

翌々日14:35

 

  • プエルトリコを経由してセント・マーチンへ

プエルトリコから約1時間でセント・マーチンに行けるため、プエルトリコとセットで行くのがお勧め。

  • 日本からプエルトリコへ

直行便はないので、アメリカ国内(ダラス、シカゴ、アトランタ、ニューヨークなど)で、1~2回の乗り換えを行う。航空会社もアメリカン航空、デルタ航空、USエアウェイズ、ジェット・ブルーなど毎日多数乗り入れている。所要時間22時間~。エコノミーなら往復約77,000円~。なお、90日以内の観光目的の滞在ならビザは不要だが、アメリカ自治領のためESTAの取得が必須。

  • プエルトリコからセント・マーチンへ

プエルトリコのルイス・ムニョス・マリン国際空港(SJU)からセント・マーチン プリンセス・ジュリアナ国際空港へ直行便がある。所要時間は約1時間。片道約12,000円から。

[例]

【往路】シーボーン航空 BB4542
プエルトリコ
ルイス・ムニョス・マリン国際空港
(SJU)
11:55

1時間10分
セント・マーチン
プリンセス・ジュリアナ国際空港
(SXM)
13:05
【復路】 シーボーン航空 BB4542
 セント・マーチン
プリンセス・ジュリアナ国際空港
(SXM)
13:35

1時間05分 
 プエルトリコ
ルイス・ムニョス・マリン国際空港
(SJU)
14:40

プエルトリコから運行しているシーボーン航空。プエルトリコから運行しているシーボーン航空。

満員です。機内サービスはミネラルウォーターの配布のみ。満員です。機内サービスはミネラルウォーターの配布のみ。

空から見るカリブも素敵です。空から見るカリブも素敵です。
到着後は、入国審査を野外テントで行います。

  • アムステルダムやパリ経由でセント・マーチンへ

飛行時間が長くなってしまうが、ヨーロッパ経由もある。

※飛行機の運航状況は、すべて2018年4月現在の情報。

 

《 海路 》
アンギラのブローイングポイントフェリーターミナル(Blowing Pont Ferry Terminal)から、フェリーが運航している。終日、午前7時30分から午後6時まで。フェリーは約45分ご所要時間は約25分。片道運賃20ドル前後(フェリー会社により異なる)。

 

現地の情報


セント・マーチン島は、カリブ海のリーワード諸島にある島。島の北側はフランス領、南側はオランダ領に分割されている。島のすぐ北方にはアンギラ島がある。

首都 マリゴ (Marigot)
言語 北側:フランス語 南側:オランダ語
時差 日本との時差は-13時間。セントマーチンの方が遅れている。サマータイムはない。
気温 年間を通して常夏
気温は24°C~31°C
通貨 米ドル可
コンセント形状 Aタイプ
Wi-Fi Softbankのローミング不可
GlocalmeのWorldWide不可
マホビーチにあるSunset Bar and GrilleでWi-Fi利用可。パスワードは店員に聞くと教えてもらえる。
タクシー
空港からマホビーチまで約$15
3時間貸切で$120
Uber